
(「カシオペア」EF510-515・東大宮~蓮田・2013年10月27日)
JR東日本EF510形500番代は15両製造されましたが、そのうち509と510が「カシオペア」のステンレス車体に合わせた銀色の車体で、通称「カシガマ」と呼ばれています。カシは当然「カシオペア」の「カシ」ですが、「ガマ」は釜の事で機関車を指し示す社内用語です。語源は蒸気機関車が石炭を燃やして水を湧かすボイラーを備えていたことから釜と呼ばれるようになったもので、電気機関車やディーゼル機関車も引き続き「カマ」と呼ばれています。
実は今まで「カシオペア」を撮影しに行くといつも青いEF510が引っ張ってきたので、「カシガマ」牽引の「カシオペア」はこれが初めてです。
「カシオペア」に使用されているE26系客車はオールステンレス車体で、カハフE26形以外は2階建て構造となっています。カハフE26形はハイデッキ構造のラウンジカーですが、床下にはディーゼル発電ユニットを搭載した電源車を兼ねています。

(「カシオペア」カハフE26-1・東大宮~蓮田・2013年10月27日)
E26系は未だに1編成のみの存在で、今後も増備される可能性はなさそうです。
「北斗星」が通過する前に「日光」がやって来ました。こんな時間にあれ? と思いましたが、どうやら秋の行楽シーズン向けの臨時列車の様です。

(「日光」クモハ252-1002・東大宮~蓮田・2013年10月27日)
初代成田エクスプレス用253系のうち、ワールドカップ開催時に増備された200番代2編成をVVVFインバータ制御に変更したり、内外装をリニューアルしたのが253系1000番代です。
そして、EH500形牽引の貨物列車も通過していきました。

(EH500-53・東大宮~蓮田・2013年10月27日)
首都圏から北海道までスルー運転が可能なH級交直両用電気機関車の、いわゆる3次形のグループに属します。現在は関門トンネルでも活躍していますね。
そして「北斗星」がやって来ました。

(「北斗星」EF510-515・東大宮~蓮田・2013年10月27日)
EF510形500番代のラストナンバー。「カシガマ」に対してこちらは「星ガマ」って呼ばれていますが、これは車体側面の星マークに由来するものです。24系と帯が連続して編成美がありますね。
EF510形500番代は常磐線や高崎線の貨物牽引を受託していた関係で15両在籍していましたが、現在は受託解消となっていて、一部の500番代はJR貨物に売却されました
豪華列車のパイオニアと言われた「北斗星」用24系客車もかなり老朽化が進んでいます。

(「北斗星」カニ24 505・東大宮~蓮田・2013年10月27日)
北海道新幹線が開業すると「北斗星」の廃止はほぼ間違いなさそうで、「カシオペア」の動向も気になるところなので、これらの列車の記録をしっかりしておきたいところです