
(DE10 3506・新潟貨物ターミナル・2013年7月6日)DE10形1000番代を種車としたものがDE10形3000番代となり、DE10形1500番代、2500番代、2550番代を改造したものがDE10形3500番代となりました。このDE10 3506はDE15 1529を改造したものです。
DE15形はDE10形を母体として、前後にラッセルヘッドを連結できるようにしたものです。

(DE15 1527・長岡車両センター・2008年3月30日)
ラッセルヘッドと連結するためにDE15形の前面には専用の連結器が3個設置されています。
上部のものは電気連結器を併設していますが、位置の関係でナンバープレートは非装着。また右下部の連結器には空気管がひとつ、左下部のにはふたつの空気管も併設されています。

(DE15 2510・苗穂工場・2012年9月8日)
DE10形への改造に際してこれらの連結器は撤去され、前面にナンバープレートも装着されました。

(DE10 3506・新潟貨物ターミナル・2013年7月6日)
3506の前面はキレイに処理されていますが、連結器の跡がくっきりと残っている車両も存在するようです。
国鉄時代のDE15形は、本来夏期はDE10形と同様に使用し、冬季は除雪車として活躍していました。しかしJR東日本、東海、西日本のDE15形は事実上除雪専用となっており、夏期はほとんど使用しないため比較的状態がいいものが残っていたようです。さらにJR東日本では新型の除雪機械を導入したためDE15形に大量の余剰が出たため、今回の譲渡に繋がったようです
第2の人生を歩むDE10形3000番代、3500番代ですが、できるだけ長生きしてもらいたいものです。