
(E621-8・東京・2013年6月15日)
E6系は先日Z9編成が甲種輸送され、Z10編成が海上輸送され、さらに近々甲種輸送があるなど、急ピッチで増備が進められていますが、このZ8編成になんだか違和感を覚えました。
よく見ると、全周ホロが黒い?

(E629-8・東京・2013年6月15日)
どうやら、このホロはゴム製のようです。

(E621-8/E629-8・東京・2013年6月15日)
しかも車体断面と段差があります。
反対側はカーブの外側になるので回ってみました。

(E627-8/E629-8・東京・2013年6月15日)
隙間が出来ていました。どうやら両方の車体から押し付け合う構造のようです。
ちなみにU12編成とZ2~6編成の全周ホロはこんな感じ。

(E672-1/E629-1・仙台・2010年11月25日)
2枚のアルミ板でゴムをサンドウィッチしているような形になっています。
この全周ホロは片持ち式で片方の車体にリンクを介して取り付けています。

(新幹線総合車両センター・2012年10月6日)
全周ホロの先端は連結相手の妻面に押し付けられる構造です。
その連結相手の妻面はこんな感じ。

(新幹線総合車両センター・2012年10月6日)
かなり構造が違いますね。
ネットで調べてみたところZ7編成と、Z10編成もこの新型ホロを採用しているようなので、Z9編成もそうかと思い、甲種輸送時の妻面をチェックしてみました。

(熊谷貨物ターミナル・2013年6月1日)
妻面が明らかに違いますね。なにか台座のようなものがたくさん付いているので、ここにホロをはめ込むのでしょう。
このゴム製のホロですが、S12編成で試験したことがあるらしいです。従来の全周ホロは在来線の急カーブ区間でもリンク機構で変位を許容する構造になっていたのですが、それよりも厳しかったのか? あるいはコストダウン策なのか? 今後の動向が気になりますね。

(E628-8・東京・2013年6月15日)