そんな連接方式を採用した日本唯一の貨車が北海道に存在します。それが太平洋石炭販売輸送セキ6000形です。

(セキ6022/セキ6021・春採・2009年8月8日)
セキ6000形は石炭車ですが、ご覧の様に2車体3台車構成となっています。
太平洋石炭販売輸送には14組28両のセキ6000形が配備されています。

(セキ6011/セキ6012・春採・2009年8月8日)
連接部分はこんな感じです。

(春採・2009年8月8日)
自動ブレーキ管とホッパーを開閉するために電気配線がなされています。
連接台車の構造は至ってシンプルですね。

(春採・2009年8月8日)
台車の心皿上の中心ピンに2つの車体が乗っかっているように見えます。
こちらはボギー台車。台車自体は連接台車と大差ないようです。

(春採・2009年8月8日)
というか台車枠部分はまったく同じ?
太平洋石炭販売輸送は春採で積み込んだ石炭を知人で降ろすというシャトル輸送をしていて、ディーゼル機関車がプッシュプル運転をしています。

(D801・春採・2009年8月8日)
ここには4両のディーゼル機関車が配置されていますが、その中でも電気式ディーゼル機関車DE600形が異彩を放っています。

(E601・春採・2009年8月8日)
貨車だけじゃなく、機関車も面白いのが太平洋石炭販売輸送なのですが、なにせ釧路なのでなかなか見に行くことができないのが残念です。