ところで、東海道・山陽新幹線を含めた旅行ではほとんどきっぷを発券したことはありません。
というのも首都圏のJRやPASMOエリアの私鉄、バスを利用する際はモバイルsuicaを利用し、さらにJR東海のエクスプレス予約のIC機能もスマホ(携帯)と連動しているからなわけです。

もっとも、エクスプレス予約は自動改札を入場した際にこのような座席票が発行されるので、まるっきりチケットレスではありませんが。
そして、この3月23日からsuicaがPiTaPaでも利用できるようになりました。
その結果、近鉄、京阪など関西の私鉄もモバイルsuicaで乗車OK!

(8611・近鉄京都・2013年3月23日)

(6054・丹波橋・2013年3月23日)
自動改札にはPiTaPaとICOCAのマークしかありませんでしたが(笑)。

ともあれ、便利になったものです。
極端に言えば財布を忘れてもモバイルsuicaがあればここまで楽々来れてしまうわけですね。また自分の場合JALも携帯のタッチアンドゴーが可能なので、北海道や沖縄にも行けてしまいます。もっとも現金がないと困る場面がないわけではありませんけど。
逆に言えば携帯を紛失するといろいろなことが一気に不便になってしまうので、注意しないといけません。
これほど便利になった交通系ICカードですが、アキレス腱も残っています。それはエリア間をまたがった利用ができないということです。
今回もエリア間利用はsuicaではなく、エクスプレス予約ICを使っているのでまたがった利用になっていないから成り立つ話。JR東日本でも首都圏と仙台近郊、新潟近郊の各エリア間をまたがって利用することはできず、この場合もモバイルsuica特急券を間に挟んでチケットレスが成り立ちます。
まぁこれならまだ問題はないのですが、JR東日本とJR東海が隣接する熱海~函南はTOICAエリア外。特に熱海~三島、沼津間はJR東日本の直通列車もあり、特急「踊り子」も走り、これら直通列車に乗るとあとで精算が大変になってしまいます。
ということで完璧かどうかはまだ疑わしいものの、それでも利便性は確実に向上したものですね。