
(8531・八幡市~淀・2013年3月23日)
前面デザインは旧3000系時代の姿に戻されたクラシックスタイルとなり、車番も旧番号の3505を標記し、8531の標記は裾に小さく入れられています。またダブルデッカー車を抜き取ったためにさらに3000系クラシックスタイルが高まった感があります。
出町柳(京都)側先頭車にはテレビが設置されていることを示す「テレビカー」の文字も見えますね。

(8531・八幡市~淀・2013年3月23日)
出町柳の到着した同編成は回送列車として寝屋川まで戻っていきました。

(8081・八幡市~淀・2013年3月23日)
8081も旧車号の3006となっています。
せっかくですので最近の京阪電車もチェックしてみましょう。
1000系

(1502・八幡市~淀・2013年3月23日)
1977年に700系をして登場。これは1983年に実施された直流600V→1,500Vへの昇圧改造に際して全廃される吊り掛け駆動車のうち、700系は車齢が若かったため車体を流用することにしたためで、中空軸平行カルダン駆動に変更された他、冷房搭載も搭載されました。1991年から制御方式を界磁添加励磁制御に変更し、回生ブレーキも装備。車号を変更しました。
2200系

(2274・八幡市~淀・2013年3月23日)
1964年に登場した高性能電車。改修工事で一部編成は界磁添加励磁制御に変更されていますが、2007年以降徐々に廃車も出ているようです。
2400系

(2456・丹波橋・2013年3月23日)
2200系の増備として1969年から製造。新製時から冷房装置を搭載していました。1988年からの改修工事で界磁添加励磁制御に変更。わずか6編成42両の少数派だそうです。
2600系

(2634・八幡市~淀・2013年3月23日)
分巻界磁制御と回生ブレーキを装備した2000系スーパーカーが昇圧に対応できなかったため1978年に改造。このグループが0番台で、1981年に新製された30番台の2グループがあります。現在0番台の廃車が進んでいるようです。
5000系

(5556・八幡市~淀・2013年3月23日)
日本初の5扉車として1970年に登場。5扉のうち2扉の上には昇降式座席があり、日中や週末は3扉として運用するという画期的な車両です。更新工事で界磁添加励磁制御に変更されました。
6000系

(6002・八幡市~淀・2013年3月23日)
昇圧直前の1983年に登場。界磁位相制御車で回生ブレーキを搭載。アルミ車体を採用したほか、前面デザインが大きく変更され、1984年の鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。
8000系

(8001・八幡市~淀・2013年3月23日)
6代目京阪特急車で1989年に登場した界磁位相制御車。1997年からダブルデッカー車の組み込みが始まりました。2010年からリニューアル工事が始まり、塗色や座席などが変更されています。またテレビも2012年までに廃止されました。
7000系

(7002・八幡市~淀・2013年3月23日)
1989年に登場。GTO素子のVVVFインバータ制御装置を搭載。わずか4編成のみの存在です。
7200系

(7202・八幡市~淀・2013年3月23日)
1995年に3編成が製造されたGTO素子のVVVFインバータ車。
9000系

(9002・八幡市~淀・2013年3月23日)
1997年に登場したGTO素子VVVFインバータ制御車で5編成が製造されました。
3000系(2代目)

(3002・八幡市~淀・2013年3月23日)
2008年に登場した特急・快速急行用車両でコンフォート・サルーンという愛称があります。
13000系

(13051・中書島・2013年3月23日)
2012年に登場したIGBT素子VVVFインバータ車。2600系の置き換え用として製造され、現在は宇治線で使用されています。
このほか2002年登場の10000系もいますが、同車だけは見ることができなかったようです。
京阪電車に乗車したのは1985年、高校2年の修学旅行の時以来実に28年ぶり。
その時に乗車したのは3000系3505でした。

(3505・四条・1985年)
奇しくも引退する編成と28年ぶりの再会となりました。

(8531・八幡市~淀・2013年3月23日)
引退はいよいよ来週に迫ってきましたが、最後まで無事に走り抜いてもらいたいものです。