廃止された可部線が電化で復活するそうで | はやこま すていしょん!

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JR西日本は2003年12月で廃止した可部線の非電化区間である可部~三段峡間の一部を電化延伸すると発表しました。
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(クハ104-19・広島・2010年3月10日)
JR西日本のプレスリリースによると、可部駅から1.6km区間を延伸し、中間駅と終点駅の2駅を設置するようです。
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(JR西日本プレスリリースより)
可部駅は現在の1面3線からスルー運転に適した2面2線に改めるようです。中間駅は広島市安佐北区役所にほど近い場所に1面1線で設置。そして終点駅は県営住宅に近い場所に設置され、1面2線の頭端駅となります。新設駅はいずれも無人駅で4両編成対応のホームとなります。またこの延伸に伴って踏切が3箇所復活するようです。

この区間は2003年の廃止2年後の2005年にJR可部線電化延伸等連絡会が設置され、2008年にはJR西日本、広島市、関係バス事業者がJR可部線活性化協議会を創設。同協議会が事業主体となって約27億円をかけて工事を実施して2015年春の開業を目指すとのこと。
国鉄・JRの廃止路線が第3セクター化されたり、観光鉄道として再活用された例はありますが、通常の営業路線として、しかもJR路線として復活するのはこれが初めてとなります。しかも電化開業のおまけ付き。もっともこの区間は復活を想定してレールを残していた様なので、こういった復活例はこれっきりになってしまうかも知れませんが。
それでも廃止路線復活というのは興味深いものですね。