小田急20000形RSEは一体どうなる? | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

2012年3月で引退した小田急20000形RSE車。8月に6号車サハ20051、5号車デハ20101、3号車サハ20251、2号車デハ20201が解体され、7号車のデハ20001が大野総合車両所の検修庫に収まっている姿を確認しました。この時はデハ20001と4号車サハ20151、1号車デハ20301が検修庫に収まっているものと思っていました。
その後9月9日未明に1号車デハ20301が喜多見へ運ばれたことがRailf.jpに報告されているので、どうやらデハ20301はここにはいなかったかも知れません。またサハ20151がどうなったのかもわかりませんでした。

RSE車については、富士急行が譲渡の打診をしたという情報がありましたが、その後情報はぱったり途絶えてしまいました。そしてデハ20301が喜多見に移動して保存車となる可能性が高まったため、譲渡の話は頓挫したのかなとも考えられます。一方20002×7両編成はまだ解体されておらず、現在も喜多見検車区にそのまま留置されているようです。

そんなRSE車ですが、実家に帰る際に大野総合車両所の検修庫を覗いてみたところ、まだデハ20001が収まっていることを確認しました。
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(デハ20001・大野総合車両所・2012年12月24日)
なぜこれがデハ20001だと言い切れるのか、20002×7両編成ではないと言い切れるのかというと、大野総合車両所の検修庫の有効長が短いため7両編成がこのようにすっぽり収まることはないからです。
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(Googleの航空写真より)
したがってこの車両がデハ20001なのは間違いないはず。
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(デハ20001・大野総合車両所・2012年12月24日)
20002×7両編成が解体されていないというのが大前提となりますが、解体のニュースが一切出てきていないので間違いないと思います。

大野総合車両所の検修庫ですが、結構障害物が多くて中の様子をうかがうのが困難です。そこで電車の車内から連写してみたところ、そのうちの一枚からサハ20151が連結されていることが判明しました。
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(デハ20001・大野総合車両所・2012年12月24日)
ピントが浅かったのでわかりにくいですが、デハ20001の後ろにダブルデッカー車特有の車体裾の形状が見てとれます。

この結果からわかること。
20001×7両編成
デハ20001とサハ20151が大野総合車両所に留置中。
デハ20301が喜多見検車区で保管中。

20002×7両編成
喜多見検車区に留置中。

つまり富士急行との譲渡の話がまとまればRSE車は2編成とも譲渡することが可能な状態にあります。

現時点で喜多見にデハ20301が移動したのは、保存目的なのは間違いないと思います。一方で富士急行に譲渡する場合はフジサン特急の置き換え用でしょうから、やはり2編成譲渡するのではないでしょうか。
そのため譲渡成立に備えて20002×7両編成は解体せずに留置し、デハ20001とサハ20151は大野総合車両所で保管しているのではないかと思います。
そして、譲渡が成立した場合は20002×7両編成も3両編成化して残りは4両は解体。不成立の場合は20002×7両編成とデハ20001、サハ20151を解体するのではないでしょうか?
そして譲渡した場合、将来的に小田急に現状復帰させて返却するという条件がついているのではないかと想像します。
繰り返しますけどあくまでも自分の私見に基づく想像なので、事実ではありませんよ。

いずれにしてもRSE車にはもう少し頑張ってほしいものですね。