
(特急「あさぎり」・裾野・2012年3月3日)
JR東海との相互直通協定書に基づいて、7両編成中2両は2階建て車として2階席はグリーン席としています。また2階建て車には売店カウンターを設置。その他御殿場線の勾配区間を走行するための性能が決められていましたが、自由度が高い部分もかなりあり、それが両社の個性にもなっていて、RSE車の平屋車はハイデッキ構造として眺望を考慮されていました。しかしこのハイデッキ構造の客室でバリアフリー化改造が困難だったからのようです。
そんなRSE車の解体が8月から始まったようです。解体線がある相模大野工場にまず入場したのは20001×7両編成。そして組成がバラされて、6号車サハ20051、5号車デハ20101、3号車サハ20251、そして号車デハ20201が解体線に送られたようです。
8月9日午前中の時点ではサハ20051は解体済みの模様。デハ20101の車体を輪切りにし、新宿側の車体をクレーンで降ろしている最中でした。

(相模大野工場・2012年8月9日)
解体に着手する部分はこのように衝立を立ててあります。

(相模大野工場・2012年8月9日)
少し離れて控えているのがサハ20251とデハ20201です。

(相模大野工場・2012年8月9日)
サハ20251は2階建て車なので貫通路の位置がギリギリまで高い位置にありますね。3号車は2階席がスーパーシートで、1階席が解放普通座席だった車両です。
さて、解体線にいない1号車デハ20001、4号車サハ20151、そして7号車デハ20301はどうなっているのかというと、相模大野検車区の検修庫に収まっているようです。

(相模大野検車区・2012年8月9日)
デハ20001しか見えませんでしたが、多分残りの2両もいるような気がします。兼ねてから富士急行がRSE車の購入を打診していたようですが、これが実現すると2階建て車両を中間に挟んだ3両編成で譲渡されるのかもしれませんが。果たしてどうなるか?
そして富士山の麓を再び走ることができるのか?

(特急「あさぎり」・足柄~御殿場・2012年2月28日)
非常に気になります。