とある日の新鶴見機関区 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

東京貨物ターミナルを見物した9月1日。そのまま新鶴見機関区まで梯子しました。
JR横須賀線新川崎駅はJR貨物新鶴見機関区が隣接しています。元々JR横須賀線の品川~戸塚間のほとんどは東海道貨物線を転用した区間。そのうち品川~鶴見間は品鶴線と呼ばれていました。そして新鶴見は東海道方面への貨物の一大拠点として新鶴見機関区と新鶴見操車場が設置されていました。現在新鶴見操車場は廃止されましたが、現在も各方面を結ぶ貨物列車の機関車交換を行なう新鶴見信号場は残っていて運転上の拠点であることは変わりありません。そして現在はJR貨物EF65が集中配置されている機関区でもあります。

国鉄時代の1975(昭和50)~1976(昭和51)年に、新鶴見機関区の旧型電機を置き換えるためにEF65 1000番代、1056~1091が新製配置されました。EF65 1000番代はEF65PFと呼ばれていますが、PFとはEF65 500番代の特急客車用P形(Passenger)と特急貨物用F形(Freight)の両方の機能を兼ね備えているという意味合いから名付けられたものです。
すなわち、20系やコキ1000系の電磁自動ブレーキであるAREB/CLEブレーキ用の電磁指令回路と増圧シリンダー、元空気ダメ管と重連総括制御と釣り合い管を備えていました。また初期のPFには20系との電話連絡やカニ22のパンタグラフを下げるスイッチ回路を備えたKE59ジャンパ連結器もありましたが、これは途中で省略されています。
EF65 1056以降はパンタグラフが下枠交差形のPS22になったのが大きな変更点です。しかし新鶴見機関区の旧型電機はブルートレインはおろか特急貨物も牽引しないため、耐寒耐雪装備も含めてオーバークォリティな機関車でした。

EF65 1082は新製当時の特急色を纏っていますが、コキ50000系の100km/h運転に対応させて常用減圧促進機能を備えたためナンバープレートが赤くされました。
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EF65 2066は更新色。現在JR貨物のEF65は最高速度を100km/hに引き下げたため区分番代を変更し、+1000の2000番代に順次改番中です。
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EF65 1078を先頭に特急色赤プレート機が休息中。
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もちろんEF65以外の機関車も休息しています。EF66 109は前照灯が四角くなった後期形です。$はやこま すていしょん!

JR東日本のEF510-504。JR東日本のEF81、EF510-500は関東の貨物列車牽引も受託しているため、このように新鶴見にも顔を出します。
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愛知機関区のEF64 1019。1980(昭和55)年から上越線の旧型電機置き換え用に新製されたEF64 1000番代でしたが、現在は愛知機関区に集中配置され、中央、東海道、伯備線の貨物牽引に活躍中。
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宮城野機関区のEH500-19。首都圏~函館のスルー運転を可能としたEH500はすっかり東北の主となりましたが、一部が新鶴見まで乗り入れて来ます。
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EH200-7。EH200はEF64 1000番代を置き換えて上越・中央線の主役となりました。現在は高崎機関区に集中配置されています。
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EF65 2057はPS22搭載機としては最初期の車両。この当時は寒冷地装備もそのままでした。
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一方EF65 2101は九州ブルートレイン用として東京機関区に新製配置されたグループの1両で、汽笛カバーやスノープラウが省略されていました。現在はスノープラウを装着しているようです。

EF65 2085は貫通扉の塗装が剥げて、所々カラシ色が見えます。
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特急色赤プレート機のEF65 1079。34年前の1978(昭和53)年に初めて新鶴見機関区で写真を撮ったEF65PFが、このEF65 1079でした。変わらないのは塗色だけ。
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EF65 2077。特急色の2000番代は初めて見たかもしれないです。
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更新色赤プレートのEF65 2087。それにしても2000番代増えましたね。
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かなり数が減ったEF65PFですが、まだ見られるウチに写真でも撮っておかないと!
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