そんなわけでJR東日本東北本線東鷲宮駅に隣接する、JR東鷲宮保守基地の一般公開イベントに行ってみました。
東北本線東鷲宮駅は1981(昭和56)年4月14日に開業した「若い駅」です。当初は国鉄の貨物駅が併設され、貨物駅を支障しないように上り線を高架ホームとしました。しかし貨物駅は開業5年後に廃止。

東口ロータリーはもと貨物駅だった場所にありまが、東北本線上り線の高架だけが貨物駅があった証拠として残っています。
東北新幹線開業を控えてこの場に新設された東鷲宮保守基地も、当初はもっと北側にありましたが、廃止された貨物駅の敷地に移設されたようです。

この途切れている高架線もその時の産物ですね。
当日は時折雨が降るというあいにくの天候でしたが、それでもかなりの来場者がいたようです。

イベントではすっかりお馴染みの会場マップ。スタンプラリーも実施されていました。

レスキュー車は設備故障から人身事故まで対応したグッズを満載。

人気だった高所作業車。雨の中でも行列ができていました。

これはバラストクリーナー?

東北新幹線ってスラブ軌道のイメージが強いからピンと来ませんでした。
モーターカー+ワンフレームトロ。

要はロングレールを現場まで運搬する車両ですね。

訓練用に本線と同じ18番ポイントが設置されていましたが、いや~でかい!

高崎の北側にある38番ポイントはこの倍の長さがあるってことですよね。38番ポイントは分岐側の制限速度が160km/h。長野新幹線では「制限」ですが、同じポイントを備えている成田スカイアクセスは「最高速度」160km/hで通過します。すごいのは違和感がないということですね。
レール削正車が線路を平らにしてくれます。

そして架線を張り替える架線延線車というのもあるみたい。

さてそんな東鷲宮保守基地ですが、貨物駅廃止後の移転の結果、高架線をスイッチバックさせる配線に変更されています。

つまり保線車両は高架線を保守基地の横まで来たあと一旦久喜方面にスイッチバックして、基地に入区するという感じ。

これは大変そうだなって思いました。
ちなみにこの保守基地への引き込み線と東北新幹線の分岐点は、東鷲宮信号所というらしいです。

聞いた話では現在新幹線にある唯一の信号所なのだとか? あっでも東海道新幹線の浜松工場の分岐も似たような感じだけどあれは信号所じゃないのかな?
ともあれ、まぁそこそこ面白かいイベントでした(笑
ところで会場にいた戦隊ヒーローって新幹線トレインジャーかと思ったら、ちょっと違う?
