
(クハ115-556・広島・2008年3月3日)
クハ115-556はモハ115-91を電装解除の上に運転台を取り付け改造したものです。中間車に運転台を取り付けてプラス500、そして電装解除でプラス50となっています。
2008(平成20)年3月28~29日にJR東日本新潟支社が除雪用ディーゼル機関車DD14を使用した臨時列車を運転しました。28日は長岡から清水峠を越えてやってくるDD14を迎え撃つために湯桧曽駅付近で待機。そして新潟車両センターN21編成が湯桧曽ループを下って入線してきました。

(クハ115-1049・湯桧曽・2008年3月28日)
上越線清水峠越えで有名な湯桧曽と松川、ふたつのループ線ですが、複線化以降は上り線専用となっています。なお元々の湯桧曽駅は写真左上付近にありましたが、複線化で新湯桧曽駅(現湯桧曽駅)ができ、湯桧曽駅は北湯桧曽信号所となったのち廃止されました。
臨時列車は水上で機関車をEF60に交換し、高崎を目指していました。そこで機関車交換中に谷川岳をバックに撮影できるポイントに移動して115系を撮影。

(クハ115-1022・上牧~水上・2008年3月28日)
現在この区間にやってくる115系は高崎車のみとなっています。
3月29日は臨時列車に実際に乗車。途中の小出では長時間停車して115系の普通列車に抜かれるシーンを撮影しました。先頭は2両のS12編成。S編成はトイレがないため、長距離列車ではトイレ付きのN編成と連結するようです。

(クモハ115-1561・小出・2008年3月29日)
クモハ115-1561は1991(平成3)年9月25日、モハ115-1020に運転台を取り付けて登場。
長岡に到着後、時間があったのでちょっと撮り鉄。

(クモハ115-1061・北長岡~押切・2008年3月29日)
クモハ115-1061は1978(昭和53)年11月16日に長岡運転所へ新製配置されて以来、新潟地区で活躍中。
新潟地区に新製配置された115系1000番代は全車冷房準備車で、後にAU75集中冷房装置を搭載しましたが、JR東日本時代にAU712集約分散式クーラーを2台搭載した車両がありました。L1編成のクハ115-1051もその1両。

(クハ115-1051・長岡・2008年3月30日)
AU75設置準備の塞ぎ屋根は再改造され、電源用のインバータSC24も搭載して工期とコストを削減しました。
L1編成の残り3両は0番代グループ。クハ115-552はモハ114-67を電装解除して先頭車化したものです。

(クハ115-552・長岡・2008年3月30日)
そして屋根上にはAU712×2とSC24を搭載。
新潟には暖地仕様の115系2000番代も存在しますが、いずれも身延線用として沼津機関区に新製配置された車両ですが、1984(昭和59)年に新潟運転所に転属しました。

(クハ115-2129・長岡・2008年3月30日)
クハ115-2129にもAU712が搭載されています。JR東海に残った車両は全廃されたので、運が良かったと言えるのでしょうか?
2008年4月は甲府エリアでSL列車が運転され、大勢のファンが詰めかけました。前座はもちろん115系。

(クモハ115-312・山梨市~石和温泉・2008年4月1日)
115系長野色とD51 498と並ぶ姿も見ることができました。

(クハ115-1125・山梨市・2008年4月3日)
JR東日本は、各車両基地に訓練車を配置していましたが、豊田にも115系の訓練車が配置されています。

(クハ115-103・豊田車両センター・2008年4月21日)
JR西日本の様に白熱灯のケースをそのまま残してシールドビーム化されましたが、シールドビームが飛び出さない形状のため、印象はかなり違いますね。
ついでにいつものS字カーブで115系を撮影。

(クハ115-376・豊田~八王子・2008年4月21日)
9月には岡山へ出張。となればいつものお約束の岡山電車区詣。今回は115系3500番代を挟んだK3編成がいました。

(クハ115-1234・岡山電車区・2008年9月4日)
しなの鉄道では急行色に塗り戻された169系が運転され話題になっていました。そこでしなの鉄道内で運転されている169系を撮影しに出かけました。このしなの鉄道の主力は115系1000番代。

(クハ115-1011・信濃追分・2008年9月13日)
このカラーリングは将来ステンレス車が登場した時を想定したものだそうです。
軽井沢ではEF63と顔を合わせます。

(クモハ115-1529・軽井沢・2008年9月13日)
しなの鉄道の115系は碓氷峠越えをしていた車両なので、軽井沢方向が奇数向きのクモハ115となります。
明けて2009(平成21)年。しなの鉄道の169系急行色が篠ノ井線を走ると言うことで、長野新幹線と115系を乗り継いでスイッチバックで有名な姨捨へいきました。

(クハ115-1001・姨捨・2009年2月7日)
115系1000番代のトップナンバーの健在を確認!
待機中に姨捨を駆け下りていく115系を撮影。

(クハ115-1007・姨捨~稲荷山・2009年2月7日)
2009(平成21)年3月。廃止される「富士」「はやぶさ」を撮影しに下関に行った際にバス用冷房装置WAU202を搭載したクモハ115-554と遭遇。

(クモハ115-554・下関・2009年3月14日)
クモハ115-554はモハ115-77に運転台を取り付けたものでしたが、2010(平成22)年1月8日に廃車となりました。
GW中に中央東線上野原で撮り鉄。上り線をやって来たのは長野の115系300番代。

(クハ115-365・上野原・2009年5月1日)
この区間はかなりのカントがついているので115系も傾いて走ります。
新見出張では例の魔改造車を見ましたが。

(クモハ114-1196・新見・2009年5月6日)
いつ見ても残念な姿です。
115系は113系とともに伊豆急行に譲渡された車両がありました。

(伊豆急行267(クハ115-382)・伊豆高原・2009年6月9日)
伊豆急行は100系、1000系の置き換え用として東急8000系の購入を予定していたのですが、余剰車が出るための中継ぎとして113系と115系と購入。115系は3両編成9本が入線しました。その後東急8000系が導入されて2008(平成20)年12月に引退しましたが、この編成はスカートを外されたものの、留置されていました。
11月にはクモハ42を狙ってJR西日本下関総合車両所幡生支所の一般公開に行ったのですが、湘南色の115系300番代岡山車A13編成も展示されていました。

(クハ115-325・下関総合車両所幡生支所・2009年11月7日)
西の湘南色を見ることができるのはいつまでなのでしょうね。