【国鉄形電車の思い出】Part18 第1世代新性能電車のトリを飾った451系、471系 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

1962(昭和37)年、交直両用急行形電車の451系と、471系が登場しました。両形式の違いは周波数の違いで、451系は50Hz仕様で、471系は60Hz仕様となっていますが、決定的に違うのは主変圧器を搭載するモハ450(TM2搭載)とモハ470(TM3搭載)だけなのは近郊形の401系、421系と同様です。主整流器も周波数が違うためモハ450にはRS5Aをモハ470にはRS22を搭載していました。ただし451系と471系では制御車や付随車は供用されることになったので、クハ451、サロ451、サハシ451サハ451が共通形式として製造された点が401系、421系と大きく異なります。

車体は153系に準じた2扉デッキ付きクロスシートでしたが、ホーム高さが低い交流区間での仕様を考慮してステップ付となっているのが特徴です。またローズピンク(赤13号)とクリーム4号の塗色は意外とシックで良かったと思います。
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(馬橋・1987年4月)

そんな451系、471系ですが、451系は勝田電車区所属で「ときわ」等で上野に良く顔を見せていました。
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(上野・1982年8月)
自分が見た頃はシールドビーム化がかなり進行していました。その後485系の大量転入で451系は廃車もしくは近郊形電車717系へ改造されて急速に姿を消しました。

471系は北陸本線で何度もすれ違っているのですが、写真を撮ることが全然できないまま現在に至っています。

451系、471系は101系に始まる新性能電車第1世代、すなわちCS12主制御器、MT46モーター搭載という基本システムを踏襲した最後の形式となります。
同時に、新性能電車第2世代の主力となるインダイレクトマウント式のDT32系台車を最初に採用した系列でもあります。いわば、第1世代と第2世代の橋渡し的存在だと言えますね。
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(我孫子・1985年8月)

で、451系と471系には一度も乗ったことがないので、471系にはぜひ乗ってみたいと思うのですが、この夢は叶うかな?