583系秋田車は東京側からクハネ583-20+モハネ582-12+モハネ583-12+モハネ582-6+モハネ583-6+クハネ583-5という編成を組んでいます。

クハネ583-20と初めて出会ったのは1982年8月のことでした。6月に東北新幹線が暫定開業していたのですが、11月までは「はつかり」はそのまま運転されていて、宇都宮の従兄弟の家に遊びに行った時に雀田~宇都宮間で撮影しました。このころは食堂車も連結された堂々たる13両編成で、見ている分にはとても恰好良かったのですが、ボックスシートが嫌われ始めたのもこの頃でしたね。

この後も何度かは見ていると思うのですが、番号を記録していないので。次にクハネ583-20を見たのは、2002年8月7日に青森車両センターに留置されていたのを撮影した時でした。東北新幹線八戸開業を目前に控え、既に定期「はつかり」の運用は失っていましたが12両編成も組成されていた。まさに最後の583系らしい姿でした。でも、すでに車体がかなり傷んでいますね。今はここに209系が留置されてるかと思います。

2002年はいろいろなリバイバル列車が運転されました。10月5~6日の「ゆうづる」にはクハネ583-20が充当されています。常磐線を走る12両編成の「ゆうづる」は堂々としていていいですね。

ちなみに、この時の青森側の先頭車、クハネ583-5も秋田に転属した車両です。

11月2日には「はつかり」が運転されましたが、こちらの東京側先頭車もクハネ583-20でした。惜しむらくは関東の走行時間帯が夜だったことですね。

11月3日の折り返しは常磐線経由の「みちのく」。この日は仙台で地震があって東北本線は大混乱。私も松島で抑止がかかって仙台駅に戻る羽目になりました。そして「みちのく」も名取で長時間抑止の後、大幅に遅れて仙台駅に到着しました。

ちなみに青森側先頭車はクハネ583-17でしたので1ヶ月足らずの間に編成を組み換えたんですね。なおクハネ583-17は後に仙台に転属しています。またこの年は「ひばり」も運転されていますが、こちらはクハネ583-8、17が使用されていました。
2002年12月1日の東北新幹線八戸開業直後の12月3日には583系9両編成が秋田車両センターに転属して波動用に使用されたのですが、一番驚いたのは2004年10月2~3日に運転された「つばめ」ですね。たしか品川~名古屋だった様な気がしますけど、583系の「つばめ」って名古屋以西でしか走らなかったので。

EF58が14系客車を牽引したリバイバル「つばめ」は走っていましたけどね。それにしても車体の痛みが激し過ぎる感じがしました。
秋田車は2006年に長期入場して修繕。この際にモハネユニットとサロを廃車して6両編成になりました。秋田車は定期的に青森~舞浜のディズニーランド列車で活躍したり、年末年始などは「ふるさとゴロンと号」に使用されてきましたね。あっ「ふるさとゴロンと号」の写真撮ってないやorz


でも一番気になったのは1月1日だけ運転された「かもしか」。ちゃんとヘッドマークがついていたのですが、昨年の豪雪の中で撮影したのが最初で最後になってしまいました。

昨年も「はつかり」のリバイバルに使用されたりしましたけど、今年も最後の一花を咲かせて欲しいなと思うわけです。もう一度ぐらい会えるかなぁ。
