寿桂尼・・・
?~永禄11年(1568年)。
中御門宣胤の娘、今川氏親の正室、今川氏輝・義元の母。
大永6年(1526年)に氏親が没すると幼少の氏輝の代行および後見として尽力。
天文5年(1536年)、氏輝の没後生じた家督争い(花倉の乱)では、太源崇孚(雪斎)とともに実子の栴岳承芳(のちの義元)につき、義元の異母兄の玄広恵探を倒した。
なお、今川氏の分国法である『今川仮名目録』は寿桂尼とその側近が中心となって作成し、氏親の名前で配布したのではないかとされている。
だいぶ前に読んだ永井路子先生の『姫の戦国』という作品を読みました。
寿桂尼の人生を描いた歴史小説です。
寿桂尼の夫である今川氏親は、幼少の頃 父が亡くなったため家督争いが起き、叔父の伊勢新九郎(伊勢宗瑞、北条早雲)の助力によって、今川家を継ぐことができた人物です。
また、寿桂尼の子である義元は桶狭間の戦いで有名です。
上巻は、寿桂尼が悠姫(小説上の名前)と呼ばれた頃からの話で、かなり年上の今川氏親のもとに嫁ぐことに・・・
表面上は、かなりウェルカムな感じで迎えいれられたのですが・・・
氏親と姑の北側殿(伊勢新九郎の妹)の見えない薄い壁に入り込むことができず・・・
真に今川家に受けいられるようになるまでの戦い・・・
それが『姫の戦国』・・・姫の戦いということなのかもしれません。
下巻は、氏親が病に倒れ、その家督を氏輝(氏親と悠姫の子)に継がせるための戦い・・・
家督を継いだ氏輝の治世を安定させるための戦い・・・
早死にしてしまった氏輝 没後の新たな家督争いに、義元(氏親と悠姫の子)を継がせるための戦い・・・
家督を継いだ義元が戦国大名として成長して行くところを見守っていく・・・
それが『姫の戦国』・・・姫の戦いということのようです。
なお、安定し、勢力拡張しつつあった今川家ですが・・・
桶狭間の戦いで義元が敗死・・・
その後は、凋落していくわけで・・
この小説も桶狭間の戦い直擬で、話がほぼ終わってしまいます。
なお、この小説に出てくる今川義元は色っぽい感じのキャラを想像させ・・・
ステレオタイプのお歯黒太っちょをイメージさせることはありません。
寿桂尼自体は、大河ドラマにも何度か登場しており・・・
最近では『おんな城主直虎』に出ていていたようです。
寿桂尼は、氏親、氏輝、義元、氏真の4代の今川家当主をフォローしたそうですので、こちらの方が「おんな城主」・・・「おんな大名」と呼ぶに相応しい感じです。


