【に】人魚(にんぎょ) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

人魚・・・

マーメイド(Mermaid)。

民間伝承において、女性の頭と上半身、魚の尾を持つ。

ヨーロッパ、アジア、アフリカを含む世界中の多くの文化の民間伝承に登場する。

人魚の男性相当物はマーマン(Merman)と呼ばれる。

(鏑木清方『妖魚』)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の大河ドラマ『べらぼう』・・・

 

その主人公の蔦屋重三郎(蔦重)は商人ということもあって・・・

ネットで調べても、彼のきちんとした肖像画へはヒットせず、下のような絵が蔦重の画像として出てくることが多いかと思います。

 

 

こちらは山東京伝の『箱入娘面屋人魚』という作品の「まじめなる口上」と題した序文ページに「板元 蔦唐丸」として描かれた蔦重です。

なお、「蔦唐丸」は狂歌師の時の蔦重の号です。

 

 

さて、その『箱入娘面屋人魚』ですが、作品の名の通り女性の人魚の物語のようです。

 

 

 

現代の我々は「人魚」と聞くと、こういった容姿を想像するかと思います。

(『ドラゴンボール』より)

 

 

それは、子供の頃に見たアンデルセン童話『人魚姫』のアニメや絵本・紙芝居などのイメージが大きいと思います。

 

 

 

『箱入娘面屋人魚』ですが・・・

こちらの人魚はと言いますと・・・

顔だけが人間で、残りの身体が魚・・・

 

 

かつて流行った育成ゲームのシーマン・・・もしくは、人面魚に近いですよね。

(人面魚はただの魚でしたが・・・)

 

 

実は、『箱入娘面屋人魚』の人魚は大河ドラマのオープニング曲にも登場してます。

 

 

 

なお、『聖徳太子絵伝』というものがあり、そちらでは太子48歳の時に人魚を献上され、禍の前兆と感じるのですが・・・

その時の人魚がコチラ・・・

やはり顔のみ人間の人魚です。

ちなみに、『聖徳太子絵伝』はいろいろな時代に作成されており、上の画像は江戸時代に作成されたもの・・・

もっと古い時代に作られた『聖徳太子絵伝』の人魚は、ヒト的な要素がもっと少なく、ほぼバケモノのようらしいです。

 

 

 

 

ちなみに、『箱入娘面屋人魚』は東京国立博物館で開催されている蔦重の特別展で展示されていましたので、興味のある方はそちらへ・・・

 

あと、『箱入娘面屋人魚』の話の大筋は、こちらをご参考に・・・

 

 

映画にもなったようです。

 

 

 

 

 

 

 

<オマケ>

 

マーメイド・・・

けっこう女性自身がマーメイドの格好をしたがるのは、ちょっとビックリです。

 

普通に考えますと、コスプレのような位置づけかなと思いますが・・・

通常のコスプレに比べ、やや敷居が低いような気がします。

 

 

ちなみに、マーメイドではなく日本版の人魚だと、こんな感じになっちゃうでしょうね・・・。

 

 

「人魚」はキレイなイメージなんですが・・・「半魚人」となると・・・

文字の意味的には同じなのですが・・・