坂の上の雲・・・
司馬遼太郎の歴史小説。
松山出身の3人の主人公・・・軍人の秋山好古・真之 兄弟、俳句の革新者 正岡子規を中心に、近代国家として成長していき、日露戦争 勝利に至るまでの明治日本の姿を描く。
NHKにて、昨年の9月より日曜23時からドラマ『坂の上の雲』が再放送されていますよね。
もともとは2009年~2011年の各年の年末に、1話あたり約90分、全13話の作品として放送されたものですが・・・
再放送は、本放送1話分(約90分)を約45分の2話に分け、全26話として放送しているようです。
このドラマの本放送は見ませんでしたが・・・
原作の小説の方を30年くらい前に読み、面白かった覚えがありますので、その映像化も見ておくべきだろうと・・・
意気込んで見てみることにしました。
でも、日曜23時からという放送時間・・・
個人的には、いつもお酒を飲み終わって、ほろ酔いの時間で・・・ついつい見逃したり・・・途中で気が付いて、話の途中から見始めたり・・・
残念ながら、ドラマからはストーリーが把握できておりません。
そんな訳で、1月から小説の方を読み直すことにしました。
文庫本で全8冊、現在 第4巻を読み切ったところです。
読んでて気が付いたことですが・・・
小説のペース配分とドラマのペース配分が、だいぶ異なりますね。
再放送ドラマ(全26話)では、つい最近 第21話・第22話で「二〇三高地」前編・後編が終わり・・・
先週の第23話「敵艦見ゆ」前編で、連合艦隊が佐世保から出港、陸軍はロシア陸軍との一大決戦を迎えるところですが・・・
小説の方では、二〇三高地の話は第5巻の冒頭のようで・・・
例えば、ドラマの半ば頃の第13話・第14話が「子規、逝く」なのですが、小説では第3巻の冒頭・・・ストーリーの3割程度のところでした。
そう考えると、小説とドラマは やっぱり別物ですかね?
ドラマの方をちょいちょい見逃しているので、分かりませんが・・・。
なお、司馬遼太郎先生の話は読みやすく、けっこうのめりこみますが・・・
人物評にアクがありますね。
よく言われてることですが、この作品における乃木希典とその参謀の伊地知幸介の評価がボロクソ過ぎて・・・ちょっと可哀そうになります。