【た】玉虫厨子(たまむしのずし) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

公辞苑(ハムじえん)【第二版】

吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

玉虫厨子・・・

奈良県斑鳩町の法隆寺が所蔵する宮殿型厨子。

厨子とは、仏像などの礼拝対象を納めて屋内に安置する、屋根付きの工作物である。

装飾に玉虫の羽が使用されていたことから この名が付くが、現在では玉虫の羽はほとんどなくなっている。

飛鳥時代の作、国宝に指定されている。

 

 

 

 

 

 

前回・前々回の記事にて、国立科学博物館にて、特別展「昆虫 MANIAC」を見てきたことを書きましたが・・・

 

 

そこの展示物の中には、キラキラ光る甲虫の展示もありました。

 

 

キラキラ光る甲虫の代表格でもあるタマムシも・・・

大量に採集して、標本として保管されている研究者さんたちも多くいたようです。

 

 

これを見て思い出したのが、飛鳥時代に作られたという玉虫厨子

小学校の頃か何かに、何かの本で読んだ覚えがあります。

 

ひじょうに多くのタマムシの羽が使用され・・・

飾りとして付けられた・・・

その程度の記憶しかないものですから、これらの標本のように厨子の表面に羽がズラ~と並べられているものを想像し、「疑似 玉虫厨子を経験したぞ!」なんて思ってました。

 

 

 

 

後日、せっかくなので、玉虫厨子を調べてみますと・・・

創作当時を再現したものの画像などが、見つかりました。

 

どこにタマムシの羽が使われているのだろうと調べてみますと・・・

実際には、柱などに打ちつけた金銅透彫装具の下に玉虫の羽をはめ込んでいたうようで・・・

こんな感じの画像がいくつか見られました。

 

全体的に覆われていたわけではなく・・・

細部に挟み込まれていたものだったようです。

 

そして、4500匹程度のタマムシの羽が使用されたようなことも書かれていまして・・・

( ̄ロ ̄lll)ガーン・・・そこまでするものか・・・。