藤原実資・・・
957年~1046年、平安時代の公卿。
藤原北家小野宮流、太政大臣・実頼の孫、参議・斉敏の四男。
最終的に右大臣にまで昇る。
今、『大鏡』の現代語訳版を少しずつ読み直してます。
『大鏡』は、平安時代後期に成立されたという紀伝体の歴史文学作品で、第55代 文徳天皇から第69代 後一条天皇の176年間を取り扱った作品です。
冒頭に帝紀があり、天皇ののことが書かれていますが、オマケ的な内容しか書かれておらず・・・
同時代の藤原氏の面々のことが、いろいろと書かれています。
大河ドラマ『光る君へ』に出てくる人物の中で・・・
その『大鏡』の藤原氏の面々の中で、一番最初に話に出てきたのが藤原氏実資でした。
と言っても、祖父の実頼の列伝の中で、実頼の子孫としてエピソードがいくつか出てる感じです。
『大鏡』によりますと・・・
実資は、実頼の孫ですが・・・
実頼の養子となって、たいへん可愛がられたようです。
かなり裕福だったようで、実頼の所有していた宝物や荘園を実資が受け継いだのではないかとの話です。
また、実資の家族についても、少々言及されており・・・
「かぐや姫」という娘を可愛がっていたようです。
この「かぐや姫」の生母は、実資邸でお仕えしていた女房で・・・
そばに召し使っているうちに、お手を付けてしまったようです。
藤原頼忠の乳母の娘に当たるそうです。
ちなみに、頼忠も『光る君へ』に出ており・・・
こちらは実頼の次男(でも嫡男)です。
藤原一族・・・ややこしいです・・・
なお、頼忠も『大鏡』で取り扱われており・・・
これから読みたいと思います。