【ほ】北条氏(ほうじょうし) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

北条氏・・・

① 伊豆国出身の豪族で、鎌倉幕府の執権職を世襲した一族。

② 戦国時代に関東を広く支配した大名。後北条氏とも呼ばれる。

 

 

 

 

一つ前の記事が鎌倉に関する記事でしたが・・・

今回の記事は、②の方の小田原の後北条氏の記事です。

 

 

 

本を読むのが好きでして、同時並行的に数作品の本を読んでます(もっとも、漫画も含まれますが・・・)

昨年に読み切ったた最後の作品がコチラです。

 

 

戦国時代の北条氏(後北条氏)を題材にした『北条五代』です。

コチラ・・・北条氏の初代の早雲(伊勢宗瑞)から5代目の氏直まで歴史を描いた作品です。

 

 

この作品の独特なところが、作品の前半は火坂雅志先生が書き、後半が伊東潤先生が書いていることです。

というのも、もともと火坂先生が始めた作品だったのですが、執筆中に亡くなれてしまい・・・

伊東先生が、それを引き継いだという作品です。

 

火坂先生は、大河ドラマ『天地人』の原作者で・・・

伊東先生は、後北条氏に関する作品が多い作家さんです。

 

 

読んでの感想としましては・・・

違う作家さんによる作品ですが、比較的スムーズに話は展開しているような気がします。

でも、読んでますと、若干 両作者の表現やテンポが異なる気がするのは否めません。

 

 

なお、初代の早雲から2代目の氏網までを火坂先生が描き、3代目の氏康が当主へとなっていくところから、4代目の氏政、5代目の氏直までを伊東先生が描いています。

 

小説と言うこともありますが、どの領主も領民を思いやっているのが特徴で・・・

実際に、他の大名に比べ、年貢の税率が低かったようです。

 

 

作者が途中で変わったせいか・・・

風魔一族の取り扱いが尻すぼみ的な感じがするのが、唯一の難点かもしれません。

 

 

 

 

この作品を読んで、久々に小田原や伊豆の方へ行ってみたくなりました。