紫式部・・・
平安中期の女流物語作者、歌人。
生没年、本名 未詳。
父は藤原為時、母は藤原為信の娘。
藤原宣孝と結婚し賢子をもうけたがまもなく死別。
寡婦時代に『源氏物語』を書き始め、藤原道長に認められて一条天皇の中宮彰子に仕える。
父の官職であった式部大丞と姓から当初は「藤式部」という女房名で呼ばれ、のちに「紫式部」の名で呼ばれるようになったと考えられる。
(『源氏物語』の登場人物「紫の上」が由来と考えられている)
以前も書きましたが・・・
1月末から「源氏物語」を読み始めました。
岩波文庫から出ているもので・・・
原文に注解・補訳を付いたもので、1冊600ページ弱・・・これが全9冊あります。
全9冊を購入したわけではありませんが、現在、全体の25%程度読んだと思います。
読む前は『源氏物語』って、恋愛小説で・・・光源氏のヤリチン物語だろうと思っており・・・
正直、恋愛ドラマは好きではないので、途中で挫折するだろうなぁと思ってたのですが・・・
読んでみますと面白くて、気がつくと全体の1/4を読んでしまった訳で・・・
紫式部という作家の偉大さを痛感した次第です。
よくよく考えますと・・・
約1000年前の作品を恋愛ドラマ嫌いなオッサンに楽しく読ませたり・・・
戦国の世を生き抜いた大名たちが、その物語を題材とした屏風絵を描かせたりするわけですから・・・
本当に、紫式部は凄いなと思った次第です。
来年の大河ドラマ『光る君へ』・・・けっこう期待します。