【い】イスラーム(いすらーむ) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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イスラーム・・・
イスラム、イスラム教、イスラーム教、回教(漢字圏での呼び名)。
7世紀初頭、アラビア半島でムハンマド(マホメット)が唯一神であるアッラーから啓示を受けて創始した宗教。
イスラームとは、本来「自分のすべてをだれかに委ねること」を意味し、その対象がアッラーである。
 
 
 
 
7/17(土)に東京国立博物館に行ってきまして・・・
特別展「聖徳太子と法隆寺」と特別展「国宝 聖林寺十一面観音」を見てきました。
まだ、時間がありましたので、同博物館の東洋館で開催されていた特別企画も見てきました。
 
 
特別企画 マレーシア・イスラーム美術館精選
イスラーム王朝とムスリムの世界

 

我々日本人にとって、イスラームは馴染みが薄いというのが現状だと思います。
でも、イスラームは世界で2番目に多くの信者を持つ宗教です。
そういった意味で、こういう企画はイスラームを知るキッカケになるので、なかなか良い企画課と思います。
 
 
各イスラーム王朝の紹介などがされていましたので、その王朝文化を示すようなものが展示されていたかと思います。
他にも王室肖像、細密画、宝飾といったようなものも展示されていました。
 
 
 
でも、一番良く目にしたのが、聖典であるクルアーン(コーラン)関連のものです。
こちらはクルアーンですが、各王朝時代のクルアーンが展示されていました。
 
モスク(イスラームの礼拝堂)で使用されるクルアーン台やキャビネットなど。
 
こちらもクルアーンの写本だと思います。
クルアーンは神(アッラー)がムハンマドに伝えたことが書かれています。
その際に神はアラビア語で伝えらたこともあり、クルアーンはアラビア語で書かれたものでなくてはいけないと聞いたことがあります。
別な言語にも翻訳されていますが、それはあくまでも参考図書との位置づけになるそうです。
 
 
そういった神も使用した言語ということからでしょうか・・・
また、イスラームでは徹底した偶像崇拝禁止ということもあるためか・・・
文字を使用した美術・文化品が多いような気がします。
 
下の二つは、現代美術のようですがアラビア語と思われる文字が
 
 
なお、この特別企画にはけっこうのな観客が来てました(・・・と言っても、密と言う状態ではないです)
グローバルが叫ばれる世の中ですから、東洋、欧米以外の国々にもっと目を向けること・・・特にその文化・宗教面を知ることは良いことかと思います。