【は】腹太得麻呂(はらふととこまろ) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

腹太得麻呂・・・

人名。

奈良時代初期には実在した人物。

 

 

 

 

今、「続日本紀」の現代語訳版を読んでる最中です。

 

 

「続日本紀」は「日本書紀」に続き朝廷が編纂した史書です。

なお、「日本書紀」「続日本紀」「日本後紀」「続日本後紀」「日本文徳天皇実録」「日本三代実録」の6つの史書を六国史と呼びます。

「続日本紀」は文武天皇元年(697年)~延暦10年(791年;桓武天皇在位中)を取り扱っています。

 

 

「日本書紀」の現代語訳版も読みましたが・・・

「日本書紀」は、日本という国家がどのように成っていったかが記載されていまして、読んでてそれなりに面白いのですが・・・

「続日本紀」は、いつ何が起きたかを淡々と記載した記録になります。

そんなこともありまして、「続日本紀」は読んでも面白いものではないです。

 

書かれていることは・・・

天皇が詔した・・・誰々が位階を授けられた・・・どこどこから白い動物(祥瑞)が献上された・・・等々の記述が多いです。

 

名前の出てくる人物も多く・・・

天皇と皇族、藤原氏の人物くらいしか知ってる名前はないです。

ですから、出てくる人物の名前は斜め読みで、ほとんど頭に入ってきません。

 

ただ・・・腹太得麻呂なる人物の記述がありまして・・・

この名前だけは、頭から離れないですね。

 

今のところ、読んだ範囲(全巻の20~30%程度)では・・・

養老3年冬10月9日、大和国の人・腹太得麻呂の姓を改めて葛(ふじ)とした

(養老三年冬十月癸巳、大和国人腹太得麻呂姓改為葛)

・・・との記述でした。

 

この人物が気になったので、ネットで検索してみましたが・・・

検索結果で出てくるのは、「続日本紀」の先ほどの記述か、違う「〇〇麻呂」という人物の名前ばかり・・・

ほとんど分からずじまいでした。

 

個人的な希望でいきますと・・・

腹太得麻呂は、こんな外見であってほしいです。

 

 

 

ちなみ、苗字で「腹太」がないかを検索しましたが、ヒットせず・・・

地名でで「腹太」がないかを検索したところ、三重県松阪市にありました。