【の】脳(のう) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

公辞苑(ハムじえん)【第二版】

吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

・・・

動物の頭部にある神経系の中枢。

脳は知覚情報を統合し、運動反射を指揮する・・・生命に関する本能的な活動において重要な役割を果しています。

狭義には脊椎動物のものを指しますが、広義では無脊椎動物の頭神経節を脳に含めたりします。

人間の脳は、大脳、間脳、脳幹(中脳、後脳、延髄)、小脳に分類されます。

 

ちなみに、これは脳みそ夫・・・

 

 

 

 

 

5月25日(土)に六本木に行ってきました。

ちょうど安倍総理とトランプ大統領が六本木の炉端に行った前日です。

 

行ったのは炉端ではなく、サントリー美術館です。

こんな企画展をやっていました。

 

サントリー芸術財団50周年

 information or inspiration?  左脳と右脳で楽しむ日本の美

https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2019_2/index.html

 

左脳と右脳で楽しむ・・・。

左脳は大脳左半球の通称で、言語・文字などの情報の処理を行なっていると考えられており、論理的で分析的処理に優れています。

右脳は大脳右半球の通称で、視空間性、非言語性の情報処理を行うと考えられており、直感的で全体把握に優れています。

左脳では information を、右脳では inspiration を楽しむってことらしいです。

 

この企画展では、室町期から明治初期の日本の古美術22点および関連オブジェを二つの切り口で眺めていきます。

 

 

 

入り口は二つありまして、左の入り口 information? (左脳エリア)と・・・

右の入り口 inspiration? (右脳エリア)に分かれてます。

 

どちらから覗いても良いのですが・・・

まず、右の inspiration? から回ってみることにしました。

 

 

inspiration? の方は・・・

暗がりの中に何かが展示されてまして、展示物についての説明が一切ありません。

 

例えば、下は切子の三段重ですが、光で照らして、その映り具合を見るようです。

(ただ何の説明もないので、その見方が良い見方なのかは不明ですが・・・)

 

何かよく分からないけど、赤いフィルター越しに瓶子を眺めたり・・・

 

何か瓶らしきものがたくさん・・・

 

inspiration? の方は、こんな感じで続きまして・・・

説明のない中なので、本当に感覚 only で見てきました。

 

 

その後に、左の information? の方へ。

 

切子の三段重は、こんな風に普通に展示されてますが・・・

これに関する説明、付属情報が・・・

くどいくらい書かれてます。

以降も、説明に関してはこんな感じでした。

 

ちなみに、inspiration? では上から覗くような角度でみてましたが・・・

information? では平行して見れる展示となってまして・・・

実は、同じものを別な角度から見てたようです。

 

inspiration? で赤いフィルター越しに見ていた瓶子はコチラです。

朱漆塗瓶子だったわけで、瓶子自体も赤みがかったものだったわけです。

しかし、もともと赤いものを赤のフィルターで見るって・・・。

 

同じものを information? と inspiration? で別角度から見るパターンが多かったですが・・・

information? と inspiration? で別々展示というパターンも有りました。

inspiration? で大量の瓶だと思われたものは、藍色徳利と呼ばれるガラス製の徳利でした。

実際に江戸後期に大量生産されたようですが・・・

当時の欧米の大量ガラス製品とは異なり、職人が吹いて作ったもので、微妙に大きさが異なるようです。

 

inspiration? では紹介しませんでしたが・・・

行楽のための手提げ弁当箱である提重は、見ててきれいだし、機能的だし・・・個人的に気に入りました。

くどい説明は全部は読みませんでしたが・・・

組み立て方の絵は実際の使用方法も分かり、これは良い説明(?)だと思いました。

 

 

展示物自体は多くはありませんでしたが、アイデア勝負でひじょうに楽しめる企画展になってるかと思います。

(といっても、6月2日までです・・・)

 

ただ、個人的には、説明は無さすぎも有りすぎも良くないですね・・・・

やっぱ、中庸が一番ですね。