舟橋(船橋:ふなはし、ふなばし、しゅうきょう)・・・
多くの舟を浮かべて上に板を張り、通行できるようにした橋。
4月1週目の土・日で富山市に行ってきました。
二日目、松川遊覧船→富山市役所展望塔→チンドンコンクール→高志の国文学館と行った続きです。
高志の国文学館のすぐそばが桜の名所の松川で、再度桜を楽しみましたが・・・
文学館の近くに、舟橋というユニークな橋がありましたので、そこに行ってきました。
実は、松川遊覧船に乗った際にも、その遊覧船から見上げた橋でして・・・
橋桁から船の舳先と船尾(橋の逆側)のようなオブジェが出ていました。
舳先オブジェを上から覗くとこんな感じです。
舳先オブジェ2つの間は、鎖のようなものが掛けられていました。
一方の逆サイドの船尾オブジェはこんな感じです。
しかし、何故このようなオブジェをつけた橋があるかと言いますと・・・
富山城公園の北側を流れる松川は、かつて神通川が流れており、川幅は最長で430mほどあったそうです。
富山城を守る天然の防御機構だったわけで、弓矢で射超すことができない幅だったそうです。
江戸初期に52艘の船を太綱で繋ぎ、船の上に板を並べた舟橋が架けられたそうです。
その後、両岸に柱を立てて鎖を渡し、64艘の船をつないだものになったようです。
大水の時には舟橋を撤去し、水が引くと再び架橋した模様です。
富山のランドマーク的存在で、浮世絵などにも描かれ、有名だったようです。
明治に入り、船橋は撤去され、神通大橋という木橋が架けられ・・・
その後、神通川の流れを変える工事が行われ、神通大橋も撤去・・・
昭和になって、松川に架かる船橋となったようです。
詳しくは、コチラを・・・
http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/nihon_kawa/0411_jintsu/0411_jintsu_01.html