【せ】斉白石(せいはくせき) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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斉白石(せいはくせき)・・・
「さいはくせき」とも読みます・・・と言っても、和名表記の場合になりますが・・・
英語では「Qi Baishi:」と表すようです。
 
斉白石(1864~1957年)は、中国の画家です。
名は斉純芝、斉璜とも呼ばれているそうです。
優れた伝統的中国絵画を描いた最後の画家の一人です。
明るく華やかな彩色、簡潔で力強い筆線、自由な水墨技法を特徴とした描き方はほぼ独学で培って行ったそうです。
書家・篆刻家としても高い評価を得ています。
北京中国絵画研究院院長を務めたりしており、「人民芸術家」の称号の授与、国際平和賞の受賞などの経歴があるそうです。
 
 
 
11月17日の怒涛の美術館・博物館回り・・・
東京国立博物館の平成館にて、特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」を見た後・・・
同博物館の東洋館へ寄ってみました。

 
日中平和友好条約締結40周年記念 特別企画
中国近代絵画の巨匠 斉白石
 
東洋館8室で開催されており、この特別企画を見るための特別料金は発生しません。
常設展を見るためのチケットを買うか、企画展「快慶・定慶のみほとけ」もしくは「マルセル・デュシャンと日本美術」のチケットを持っていれば入ることができます。
 
東京国立博物館の場合、「特別展」は特別料金が必要ですが、「特別企画」は特別料金は必要ないと思っていいただけたら、よいかと思います。
つまり、特別企画は常設展の延長にあるものだと・・・。
 
常設展の延長にあるものですから・・・
撮影の方も、他の人の邪魔にならない範囲で、個人利用分の撮影がOKだったりします。
 
 
と言うことで、邪魔にならない範囲で撮ったものを一つご紹介です。
 
魚、エビ、カニ、カエルなどを得意な画題としたそうです。
そのうち、魚、エビ、カニと三つのものが一緒に掲載されてるものがありました。
 
動物以外にも、花木の絵、山水画、人物画、書と印の展示などがあり・・・
絵は、ほのぼのした感じで、見てて心地の良い絵だと思います。
 
東洋館の一室だけの展示なのに、小さな博物館並みの展示ボリュームがあります。
特別展を見た後に、この企画展示も一緒に楽しむことをオススメします。