琉球・・・
沖縄の別称、琉球諸島の総称。
琉球は中国側からの呼称で、14世紀の明の頃にその呼称が定着したそうです。
その14世紀の頃は沖縄島に北山・中山・南山の小国家ができ、その後に中山が統一王朝を樹立、この統一王朝は第一尚氏王朝と呼ばれています。
この王権の権力基盤は不安定で、内間金丸のクーデターで滅び、金丸が尚円と称し、第二尚氏王朝を樹立しています。
外交的に貿易上の理由から、明とその後継継の清の冊封国となっていますが、1609年に薩摩藩の侵攻を受け、実質的には薩摩藩の支配下に入っています。
但し、対外的に独立した王国として存在し、大陸と日本の文化の影響を受けつつ、交易で入ってくる南方文化などの影響も受け、独自の琉球文化を作りあげていったそうです。
明治5年に明治政府により琉球藩が設置され、明治12年に王国体制を解体し沖縄県が設置されています。
サントリー美術館で、琉球文化、琉球王朝の品々を展示してる展覧会を開催してましたので、この間の日曜日に行ってきました!
琉球 美の宝庫
7月18日~9月2日の開催なのですが・・・
8月22日から国宝の玉冠(付簪)が展示されるとのことで、それに合わせて、わざと遅い時期に行ったわけです。
ちなみに、上の画像の看板に大々的にアピールされてるのが国宝の玉冠(付簪)です。
やはり、目玉だけあって玉冠(付簪)は綺麗でした。
表面は黒縮緬、その上に金糸の帯が12筋縫われ、各金筋には24個ずつの金や銀、珊瑚、水晶など7種類の玉が合計288個、鋲でとめられているそうです。
玉冠は皮弁冠(ひべんかん)や玉御冠(タマンチャーブイ)とも呼ばれ、冊封や正月儀式など国の重要な儀式の際に、中国皇帝から贈られた衣装とともに国王の正装として用いられたそうです。
他にも展示物としては、琉球王国の尚家の品々、琉球絵画、琉球漆芸、琉球染織などがありました。
個人的には、尚家の品々と琉球染織がよかったと思います。
そう言えば、2016年1月に沖縄旅行に行ってまして・・・
また、機会があったら行ってみたいです。
さらに、そう言えば、「花の慶次」でも琉球編がありましたね。