【な】ナガサキ(ながさき)~前編~;長崎旅行(6) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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3月の三連休で、長崎に行ってきました。

長崎・・・
昭和20年8月9日、広島に次いで原子爆弾をの直撃を受けた地・・・
原爆としては世界史上2番目の、そして最後の被爆都市となります。
被爆都市としての長崎は、ナガサキと片仮名で表記されることが多いですね。


旅行の二日目の後半は、原爆関連のスポットを回ってみました。

路面電車で松山町という駅に降りました。
この駅から歩いて回ると、原爆関連のスポットに効率的に回れます。


まず、駅を降りて真っ先に行ったのが、原爆落下中心地です。

落下中心地標柱として黒御影石の碑が建てられてます。

ここに原爆が落とされたかと思いますと、ひじょうに感慨深い気持ちになります。
70年前にこの地で起きた惨劇を思いますと、長崎・・・日本の復興というものが不思議に思えました。
その70年前のこと思うと、敬虔な気持ちになり、祈るしかできませんでしたが・・・
その一方で、この碑を前にして抱き合う西洋人カップルを目撃しまして、敗戦国と戦勝国の考え方の違いを思い知らされました。

近くには、被爆当時の地層も展示されてました。

原爆によって壊された家の瓦やレンガ、生活の品々があり、生々しさを感じます。

また、近くに浦上天主堂の遺壁が設置されてます。

浦上天主堂は後ほどご紹介しますが、ここから東北東に500m程度行ったとこにある教会です。
その被災した天主堂の遺壁が移築されてます。
黒く焦げた部分などありますが、この像になってる聖人たちは天国で何と思ってるんでしょうかね。

他にも近くに聖徳寺灯籠が設置されてます。

ここから南南東へ1500m程の距離にある聖徳寺というお寺の灯篭です。
原爆により本堂は崩壊し、境内の石塔や墓石も倒れたそうですが、この一対の灯籠は倒れず残ったそうです。
それを移設したものです。


その後、平和公園に足を運びました。

有名な平和記念像が設置されている公園です。

上に伸びる右手は原爆の脅威を表し、水平に伸びる左手は世界平和を表してるそうです。
閉じた瞼は犠牲者への哀悼の意を表してるそうです。

実は、この平和公園ですが、この場所は長崎刑務所浦上刑務支所跡に当たります。
その遺構も公園内にあります。

刑務所を囲む壁の跡などもあります。

平和公園が刑務所跡というのも不思議な感じがしますが・・・
被爆時、刑務所内には職員18人、官舎住居者35人、受刑者および被告人81人(中国人32人、朝鮮人13人)の計134人が全員即死だったそうです。


この後も原爆遺構などを回ってますが・・・それは、次回の記事に続きます。