エル・グレコ(1541-1614)
クレタ島生まれの、学識と信仰心に富む画家であり、イタリアで学び、次いでトレドに移った。
その地でまもなく一流の画家となり、スペインの貴族階級と教会にもてはやされた。
しかし、のちの世代にはゆがんだフォルムと強い色彩が理解されず、狂気の画家と烙印を押された。
20世紀になってから、世評も再び復活した。
本日、上野の東京都美術館で開催されてる「エル・グレコ展」に行ってきました。
正直、よく知らなかった画家で・・・
展覧会用の広告の絵(「無原罪のお宿り」)が、パッと見た感じ好きになれかったので・・・
スルーしてました。
でも、4/7までの開催とのことで、もったいないので行ってみることにしました。
これが行ってみて・・・正解!
実は、自分も広告を見て、色彩と細長い人物像が好きになれなかったのですが・・・
それぞれの作品本物を見ると、違いますね!!
やっぱ、本とか広告程度で見たような二次の画像はダメです。
やっぱ本物を見るべき!と再確認した次第です。
また、よく知らない画家だと思ってたのですが、何点か知ってる作品もあり・・・
ただ単に画家名をおぼえてないだけでした。
そして、パッと見て好きでなかったと言ってしまった「無原罪のお宿り」・・・
これ、実は教会の高い位置に飾るように描かれた絵でして・・・
実は、下から覗くような目線で見ると、凄いんですよ!
さっきの看板になりますが、こんな感じ・・・
う~ん、ちょっと分かりづらいか・・・
でも、本物を低い位置から見て、鳥肌立ってきました。
絵画に限らず、風景などでもそうだと思うんですが・・・
写真等でみるだけでなく、実際の実物を堪能すべきだと痛感した次第です。