おだわらぐらし -126ページ目

おだわらぐらし

縁あって暮らす事になった相模の国 小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わいたいと思います

昨日 文化の日(祝)は、板橋の甘柑荘(旧-三淵邸)へ参りました。/ こちら10月一杯「三淵忠彦が建てた当時の姿に近づける」ための修復工事で 休館されてましたが この前日から公開を再開されています。


↑正面奥に霊寿印の屋根が見える小径を進んだ先に~
↓ひょい と右手へ上がる石段が現れます。

(そういえば 初めてこちらを訪ねた時は きょろきょろしながら入口を探しましたっけ^^;)
↓門扉に「お茶会のため本日貸切」の貼紙。/ そうなのです この日私 無持菴(ムジアン)さんの 炉開きの茶会(←旧暦10月、「炉」に火を入れる行事。現在は11月上旬に行われます) に伺いましたのです。




↓玄関前のアプローチ右手に 棚が作られています。


↑この棚も 古い写真に載るものの復元、だそう。
(この後 色んな柑橘類が植え足されたお庭も歩かせて頂きましたが 話がアチコチするので それは後へ回すことに_)

 - シーン抜け(身支度をいたしました)-

南の間で お声掛けを待っております。

↑時に、この日 お軸(←三淵忠彦夫人-静さんへあてての 忠彦さんの娘-多摩さんのお姑さんである 石渡鉚子さん からの手紙)の下に飾られていたお花は~

↑カラフルなのに素朴で 侘びと華やぎのバランスが良く 鄙びていながら同時にモダン・・・ 何と言ったらよいかわかりませんが がともかく「とっても秋!」で素敵でした。  (話それますが 下の方に ぽつ ぽつ を見えるワレモコウに似た植物は グーグルレンズによるとヤシャブシの仲間~ のようでした。)

今回は席入り前に「花所望(ハナショモウ)」なる プチ・プレ-レイベント(?)がありました。

花所望というのは
「茶道において、亭主が客人に花をいけてもらうように所望する作法」だそう。
↓用意されたお花は~

↑左から~ いきなりわからず^^;)もしかしたらミカンかしら? それからススキ 菊 雪柳? アンスリウム マユミ(白) ビバーナムティヌス? ヒペリカム_。
尚 お花は 本町の花屋「ゆたか」さんからのもの、との事でした。(+先に拝見したお軸の下のお花も!)

↓花器はこちら。

左から_弦つきのほっそりとした焼き物、 ひねた黒備前?、 手付の竹の籠、 耳付の唐銅(カラカネ)、 竹(一重切)。

花所望_、本来は客が 好きなお花と花器を選んで活けていく~ のだそうですが、この回の参加者4名の内、 お二人は(お茶もお花も)ベテラン、後のふたり(←おツメの私と もうお一方)は初心者~。 という訳で 先生からベテランお二人に 「小ぶりの花器は 初心者さんに譲ってさしあげて頂けますか?」というお声掛けがあって_
あーよかった^^;)でした。

小ぶりの器なら 小さな花を選べばイイんですものね? (それだけでも 気持ちが軽くなりました。)

↑何とか 生け花のマネ事をして 私の作品も皆様のお花の間に飾らせて頂きました、よ。↓

↑因みに 「何もしておりません」。/葉 一枚落とさず そのまま器に入れただけ でございます^^;)))

(備忘録として// 今回の花所望は かつて表千家で行われていた「大炉の作法」にのっとったもの、だそう。/正式な「花所望」は 亭主がお正客さんに 花を活ける喜びをお譲りするするもので、今回のように 複数人がそれぞれに活ける場合は「花寄せ」という_そうですが、 今は途絶えたという作法が片鱗とはいえ目の前に ふわり と蘇ったような思いがいたしました。)


改めて 席入りをします。


棚には 先生のお師匠様が書かれたという「円相」の扇子。/ 脇には小さな錫の花器に入った白いマユミ。

その前に置かれたお道具。(火だすきの伊部焼の水指、蒔絵でふくべ(瓢箪)が描かれた頭切(ズンギリ) 訂正/金林寺(キンリンジ)の薄茶器、織部風の緑の釉薬が部分的に使われたお茶碗(←何焼きだったでしょう ああ書き留めておくのだった)追記/お茶碗は 織部釉を施した美濃焼の黄瀬戸(キセト)との事です。先生から教えて頂きましたので 訂正と追記をさせて頂きます。

大きな炉には どっしりとした阿弥陀堂釜。

(火の匂いと暖かさ、お伝え出来ず残念。)

↑炉の隅には 炭と蜜柑の葉(←表千家の作法では「松葉」が敷かれるそうですが ここは「甘柑荘」ですから^^)が置かれています。

「お菓子をどうぞ」(←先生の声)

↑お菓子は 外郎さんの「山茶花」でした。(美しいー。そして美味しいー。)
正客さんと先生のお話 (表千家の大炉の歴史 焼き物のこと お菓子のこと などなど)が興味深く 聞き入っておりましたら お茶の写真は撮り忘れてしまいましたが_ お許し下さい。

ともかく、(お花も沢山飾られ) 華やいだ雰囲気のある とても楽しいお茶会でした。

ありがとうございました。
(「花所望がある」というので 今回は参加を遠慮させて頂こうかしら なんて思ったりしたのですが、 伺って良かった!)

 - - - - -

続く頁には お庭の写真を貼ろうと思います。

(↑南の間のテーブルの上にあった、最近お庭に植え足されたという 花柚子の実。木が若いので 負担を減らすため 実を取っているのだ_と管理人さん。/ なるほどー)

 - - - - -

そうそう、
活けたお花は 持ち帰らせて頂けました。

(↑ゆたかさんのネーム入りの包み紙。おしゃれ^^)
↓家でも 飾ってみました。/ 適当な器がないのでコーヒーカップに ですが。

(↑あ、中に剣山使っておりますです。)

楽しかったお茶会の余韻を 家でも味わいました。