青空マルシェをのぞいた後は_
坂を少し下ったところに建つ 曹洞宗のお寺長泉院へ行ってみました。
↓参考までに 昔訪ねた時の記事。
↓狩川の支流「太刀洗川」にかかる廊下橋(屋根付きの橋)「龍門橋」。

↓手前に石仏や万霊塔などの石造物群。

↓変わらないなー。/手前のお地蔵様(かな?)には「おひさしぶりです」と声をかけたくなっちゃった。

むくり屋根の上には龍が載っています。

天井は舟の底の様。

橋から見た太刀洗川。

(太刀洗という川の名は、大蛇を退治した大森彦七(=大森盛長 湊川で楠木正成を討ったという伝説を持つ。)が ここで大蛇を退治し 太刀に付いた血を洗ったことに由来する~ とお寺の伝承にあるそう。 又、屋根付きの橋が「龍門橋」なのも ここが大蛇(≒龍)が現れた場所だから~ なんだとか。)
この地を治めていた岩原城城主-大森氏ゆかりの豪傑として 大森彦七の武勇が顕彰されているのかな?(彦七と岩原の大森氏の繋がりを示すような家系図等は見つけられませんが・・・)
道なりに進むと

門がありました。


↑門脇に「不許葷酒入山門(クンシュサンモンニイルヲユルサズ)」と彫られた石。
その先_一段高まった所に又、門。階段両脇には仁王さんが立っています。

(仁王さん達、前からいらっしゃいましたっけ?)
↓門の柱には「曹洞宗/長泉院」と書かれた札。束材には あら 天狗の葉団扇です。 / 大雄山の最乗寺(←ここと同じく、明神ヶ岳の東麓山中にある曹洞宗のお寺) と繋がりが???

↑塀の火灯窓、装飾的で面白い。
↓門の先に 本堂が見えてきました。





近くに由緒書きのようなものがないので 「コトバンク」でもらった情報を貼りますと_
・曹洞宗 玉峯山 長泉院。
・本尊 釈迦如来。
・建立 文明二年(1470)。
・開山 大寧了忍。
・開基 大森実頼。
元々 実頼の父-氏頼の帰依を受けて実山永秀が岩原に開いた「清泉院」という寺があった。/ 後に 実山永秀の弟子-大寧了忍が 実頼にこの地を寄進され、清泉院の諸堂を移し、長泉院と改称した_。
~そうです。
屋根を見ると、棟部分には「二つ巴」、唐破風上には「葉団扇」の紋。このうち「二つ巴」は大森家の家紋、だそうです。葉団扇はどこから来たのかなあ?(やっぱり最乗寺?)



↑樋の水受けについていたのは「二つ巴」。
↓橋梁には菊が彫られていました。鼻(端)には獅子。

↓入口上に院号。


↑院号は「長泉院」と知っていますからそうと読ますが、左の揮毫者のサインは 全然読めません^^;)))
(お堂の入口、指一本分程開いているように見えたので近寄りましたが (以前他所で 指一本分の隙間は「開けてよし」のサイン と教わったので)残念「目張り」がされていました。中にお賽銭箱があるのかと思ったのですが(総世寺がそうなので) 戸を開けるのは遠慮し お賽銭は戸の脇に置かせて頂きました。)
本堂の南に センペルセコイアの大木 があります。




↑説明板。「抄/ 世界一高くなる裸子植物として知られる。二本には明治中期以降に入ってきたものが多く、当院のものもこの時期、二十二代住職-大森慧範(エハン)師が 中国天童山参拝記念として植樹したと言われる。あまりに速く成長するので、昭和30年に樹冠を止めている。 生きた化石といわれるメタセコイアとは別属。 / 樹高 37m、胸高周囲 3.6m、樹齢100年。」


↑見上げたところ_。
他に木というと_

↑楓が ほわり と優しい色をしていたので近づいてみると_
↓種を付けていました。

楓の種ったら 秋に竹トンボのように落ちて来るもの~ と思ってましたが、そうか初夏にはもう こんな形で「準備」をしていたんですねー。
ん?これは? 杉?



↑葉や樹皮は杉っぽいんだけどー。こんな風に枝を伸ばす種類なのかしら?(調べたら「台杉」という 「仕立て方」でしたー)
奥へ行ってみます。


↑庫裏。
↓その手前を左へとると、渡廊下の下を潜って墓地へ向かう道が現れます。


↓左手に池。

↓渡廊下を潜ったところ。

墓所の山側に 垣根が設けられていました。

高まった所に 右手を下ろした触地印(ソクチkン=降魔印)のお釈迦様。

(特別な場所なのでしょう。)
「ありがとうございました。」
引き返しております。


門を出た所に 沢山の石仏達。




↑合掌像もありますが 半跏思惟像も多い。如意輪観音でしょうか?
↓このお堂、よく見ればよかった。地蔵堂かしら?(今度伺ったら確かめようと思います。)

その向こうに「六地蔵」。

外門。

↓坂を下りると 「龍門橋」です。

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時に_
長泉院の参道はとても長いのです。

撮り損ねたのでストリートビューからの貰い物を貼ります。


↑参道の案内の碑は ここ に。
参道には桜が植えられているので 春はこんな感じ。花をたどればお寺が訪ねられます。
↓桜並木が終わったところに 寺号が記された石のゲイト。

(↑ここから200m程でお寺に着きます。)
春も良いけれど こちらはエリアでは「紅葉の名所」と言われているそうです。
モミジの赤、銀杏の黄 が美しい頃 又お訪ねしたく思います。