昼は蛍がねんねする
僕ら小学尋常科
今朝も通ってまたもどる
すかんぽ、すかんぽ、川のふち
夏が来た来た ドレミファソ
白秋の「酸模(すかんぽ)の咲く頃」です。
この歌は荻窪用水のあたりで生まれた と知り
「蛍の飛ぶ頃 スカンポは・・・?」と訪ねてみました。
↓荻窪用水・煙硝蔵堰
(煙硝・・・近くに「火薬庫」か何かあったのでしょうか?)

あ、咲いてる咲いてる・・・
スカンポ(酸葉--スイバとも)です。
そうかー 本当に蛍が飛ぶ頃 スカンポが咲くんだ。

スカンポの向こうは栗の林。
栗も花をつけていました。

「煙硝蔵堰」はこの先で終わってしまうので、
道の反対側の方へも歩いてみました。

↓この白い草は 菜の花の終わった姿・・・。
(だと思います)

↓あら ホタルブクロが・・・。
ホタルブクロも蛍が飛ぶ頃に咲くんですねー。

↓こちら側にも あちこちでスカンポが咲いていました。

小道の上に木が覆いかぶさって トンネルを作っている・・・

↓木には小さな赤い実がなっていました。
桑ですね?(多分)
食べてみたら まだ熟れてなくて酸っぱかった^^;

桑の木のトンネルの向こうで
又 荻窪用水に会いました。

ここでは イタドリの若葉を沢山見ました。
水路の縁取りをするように
赤い若葉が並んでいます。

なんだか イタドリの若葉も ボーダーに華やかな柄の入った
♪ジャワ更紗~
のようで 面白いと思いました。
(このイタドリを「スカンポ」と呼ぶ地域もあるので
去年までは 「白秋の歌に出てくるスカンポは
スイバかな? イタドリかな? と思ってたんですよ・・・
イタドリは秋のはじめに白い花をつけるので
蛍の頃に咲く のは スイバ ですね?)

__ と こんなのどかな場所ですが、
すぐ下を「小田原-厚木 道路」が走っていて
ブーン ピューン という走行音が足元から聞こえるのでした・・・。
とまれ こんなのが
小田原の「すかんぽの咲く頃」 だったのでした~。
おしまい。