


(↑御洒落で印象的な染め抜きの暖簾は 望月通陽さんの作品)
で、これは単なるお道具の展示販売会では ないのです。
まずは田代道彌という方が どういう方なのか を紹介させて頂きます。
↓_といいつつ、去年1月のタウンニュースに丸なげ^^;)
https://www.townnews.co.jp/0607/2024/01/27/717574.html
(↑去年「89歳」でいらした田代先生、今年は「90歳」でいらっしゃいます。)
先生は「博物学者」でありながら 強羅公園の元園長さんで、園内の不染庵 白雲洞 対字斎などの茶室の保存に尽力してこられ 茶道にも造詣深い方、なのです。
そして又 美術・骨董品の蒐集家でもあります。(亭主が「先生は いつ頃から蒐集を始められたんです?」と伺ったら 「高校生の時でしたね」とお答えで、、、 驚かされました^^;)
そういう訳ですから 先生のコレクションの展示と販売は 単なる「売り渡し」ではないのです。 購入者には一種 継ぐ覚悟 が求められる・・・。
そんな気持ちで ギャラリーを回ると、 素晴らしいお茶碗にも手が出せない。(特に 黒織部の筒茶碗で 烏の絵 鷺の絵が描かれた二点に 心惹かれましたが、これは バラバラにしては良くない。できたら 二点引き受けた上 茶会でそれらを使って 披露できる~ そんな方が持つべき。)

(↑菜の花の中庭)
が、中庭の奥の小座敷で 一盆のぐい飲み に出会いました。/んー ぐい飲み ひとつ ならば 私らゴトキでも 「継いで」持ち 長く守る事ができる かな?

しかし、亭主が先生に 「じゃ この酒器を」と 九つあるうちの一つを選んで伝えると、 先生は
「そうですか_」と それを手に取り 名残惜しそうに見つめられー
「ああ、十二 あったんだけどねえ_」とおっしゃるのでした^^;) (そうか 元々は一盆に十二の酒器 が載っていたんですね? 先生は 十二まとめて引き受けてくれる人を待っておいでだったのかも。)
_と そんな訳で 我が家にやってきた「田代コレクション」のうちの 小さな一品が こちら。



↑「どこを正面を呼ぼうかなあ」と 器をくるくる回しながら ぱちぱち写真を撮る 亭主・・・。

↑酒瓶や ちろりとも撮ってみてましたよ。
熱燗で飲む~ なら
夜はおでんにしようかな?/おしまい。