輪王寺(リンノウジ)-大猷院(ダイユウイン)(家綱によって建てられた家光の廟) | おだわらぐらし

おだわらぐらし

縁あって暮らす事になった相模の国 小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わいたいと思います

二荒山神社に続いては_
初め質素だった~という東照宮を今のようにデコラティブに作り替えた(寛永の大造替) 家光の墓所のある「輪王寺-大猷院」へ寄ってみました。

境内案内図。

今いるのは~「常行堂」の前、です。

「常行堂」もその隣の「法華堂」もそれぞれ素晴らしいお堂ですが 先を急ぎます。

↓常行堂。


↑常行堂の屋根の上の宝珠。
↓常行堂、法華堂、 二つのお堂を結ぶ渡廊下。


↓法華堂。


(↓その先から 有料エリア_)

チケットを購入して 仁王門の方へ。


↓仁王門。






↓裏。


↓水盤舎(手水舎)。




↓天井にも絵が。(よくわかりませんでしたが・・・龍 だそうです。それが下の水盤に映る~ という趣向だったもよう。)



↑山の水を引いているんですね?
↓こんな所にも葵の紋。

↓斜面の途中に龍の吐水口。



その先に 石灯籠の並ぶ不思議な小径_。


↑奥には「龍光院」という建屋があるそうです。(院の仏間には 梶定良という 家光の家臣の位牌が祀られているといいます。)

二天門へ。




(↑大きすぎて全体像が撮れません)

↑説明板によると「日光(山)の境内で一番大きな門」との事。/ 又門の上の「大猷院」の額は後水尾上皇により書かれた文字、だそうです。(余談ながら 東照宮関係で後水尾天皇・上皇(1596-1680/享年84歳)の揮毫による額の字~ って多いですよね。ちょっと計算してみたらー 久能山東照宮の額の為の字を書いた時 後水尾天皇は20歳、 家光(1604-1651/享年47歳)が亡くなった時は上皇_ 55歳ですか...。 後水尾上皇がご長寿さんだったのもありますけど 家光の死も早すぎたんですね。)

二天門の 右のブースにおいでなのは_

↓増長天。

↓左が持国天。


↓裏へ。

↓緑の肌の持国天の後ろは 赤い肌の雷神。

↓赤い肌の増長天の後ろは 緑の肌の風神、でした。


門を抜けたところに 灯籠と~・・・

↑香取神宮の要石の様な物がありました。
↓これは_「幡(バン)の礎石」だそうです。

↑「大法要などで境内に掲げる仏教様式の旗を「幡」、それを吊るす竿を「 幢竿(ドウカン)」といいます。この特徴ある丸い石は、幢竿を建てる基礎石を護るための蓋となっています。境内には同様の基礎石が80箇所あります。」 へー。つまり 基礎石とその蓋である丸い石は凹凸の対なの、かな? もしかしてだけど 鹿島(凹)と香取(凸)の要石って 基礎石とその蓋 だったりしないかな^^;)))

二天門の先に 下を見下ろすバルコニーの様な場所がありました。




↑ああ、多分あれが竜光院。
↓さっき見た 石灯籠の並ぶ不思議な小径 は あそこね?


先へ行きます。


↓参道脇に鐘楼_

↓と鼓楼。

↓正面の石段の上には「夜叉門」。




門のブースにはもちろん 一匹ずつ夜叉(鬼)が。
↓夜叉配置図(?)。

↓右に緑の肌の阿跋摩羅(アバツマラ)。


↓左に赤い肌の毘陀羅(ビダラ)。



裏へ。




(↑あ、あの丸い「幡の礎石」がありますね?知ってると見える系_)
↓赤の毘陀羅の裏には 白い肌の犍陀羅(ケンダラ)。


↓緑の阿跋摩羅の裏には 青い肌の烏摩勒伽(ウマロキャ)。


鬼の揃い踏み(?)を堪能。




夜叉門の先に(やっと?)拝殿への入口_唐門が現れます。





(↑華やかな天井。)

唐門から拝殿へは屋根が渡されています。




拝殿内部へ。

写真はここまで。

外観。


↑拝殿。
↓その奥に本殿。(神社と同じ造り、ですね?)


↓渡廊下部分。

本殿裏手。

社殿を囲む塀。

↓奥津城への道。

↓石段の上に龍宮造りの「皇嘉門(コウカモン)」。

↓説明板。

↑「家光公御廟への入口の門です。中国明朝建築の竜宮造りで、別名を「竜宮門」と呼ばれています。この門の先に、家光公の
お墓所があります。
 「皇嘉門」の名は京都大内裏外郭十二門から取られ、朝廷より賜ったものです。
 お墓所は非公開です。」
(尚、家光の廟は 遺言により祖父の廟の方を向いて建てられているのだそうです。)

いやー家光さん、 お爺様のお墓に負けない 凄いお墓を作られましたねー・・・/ あ作ったのは四代目の家綱さんか_。

では下りて参りましょう。



(↑唐門の横に出ました)

↓夜叉門。

↓二天門。


↓手水舎。

もう暗くなりかけています_。


少し急ぎましょう。17時から金谷ホテルの「ガイド付き館内ツアー」があるのです。

(↑右に板垣退助のブロンズ像。)


つづく_