日光街道を歩く 小川家住宅~西堀酒造 | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

小山市立車屋美術館」という所に来ました。

かつて乙女河岸(思川左岸/荷はここより下流は舟で 上流は陸路で運ばれたので 運輸面で重要なポイントだった、そうです。)で肥料問屋として財をなした「車屋」_小川家が、間々田(ママダ)駅近くに新たに建てた屋敷「小川家住宅」。 有形文化財にも登録されている 見どころ多い建屋だそうなので 見学させて頂きましょう。(入館料100円)




本当に素晴らしいお宅でした! (残念ながら館内は撮影禁止で・・・絵は貼れませんが、凝った造りに 溜息をなんどもつきましたよー。/ 和室はどこもかしこもが「茶室」級~。二階の洋室の天井はヨーロピアンな鏝絵が施され~・・・)














(↑この土蔵は 乙女河岸にあった「肥料蔵」を移築したもの、だそう。)

_伺ってよかったです。


さて車屋美術館から少し行くと_
「逢乃榎(アイノエノキ)」なるポイントが。


逢乃~は元々は「間(アイノ)」で ここは「日光街道中間点」なのだそうです。/ここにあったという榎は旅人に道のりを知らせる役をしていたんですね?(横の説明板によると、いつの頃よりか「逢の榎」-縁結びの木とされた~ そうです。)

尚「逢の榎」は 今はお酒の名前にもなってるようでしたよ?



天恵山-龍昌寺。(曹洞宗)

~を過ぎた辺りに 「間々田(ママダ)ひも」のお店がありました。


(↑草木染の絹糸を使った組み紐で 栃木県の無形文化財に指定されているそうです。)
~という訳で(?)この辺りは「間々田」
(_なんと さっき伺った小川家住宅は まだ「乙女」だったんです。どころか JR間々田駅は間々田じゃなく「乙女」にある~!/「逢の榎」から北が間々田ですねー。)

(↑間々田の交差点。)

街道西の からん とした空き地脇に「間々田宿問屋場(トイヤバ)跡」の説明板。


その先の駐車場脇に「本陣跡」の説明板_。

尚、この辺りに「間々田の一里塚」(←日本橋から19番目)もあったそうですが、偲ぶものは何も見つけられませんでした_。

「間々田四丁目」交差点に 間々田八幡宮参道を示す鳥居。

八幡様の説明板もありました。

↑「間々田八幡宮
 国の選択無形民俗文化財(←平成31年に国の重要無形民俗文化財に指定されたそうです)『蛇まつり(間々田のジャガマイタ/ 蛇が巻いた or 蛇が参った から』で広く知られる間々田八幡宮。その創建は奈良時代の天平年間と伝えられ、古くは藤原秀郷・源頼朝らの武将が戦勝を祈願したと伝えられ、江戸時代には日光例幣使が例年参拝したという記録も残されています。
 神社の主祭神は誉田別命(応神天皇)で末社として次の神社が合祀されています。
 愛宕神社 淡島神社 稲荷神社 八龍神社 雷電神社 厳島神社
 拝殿・権現造瓦葺、本殿・権現造杮葺(コケラブキ)となる現在の社殿は、江戸時代後期の享和年間に旧社殿が焼失した後、嘉永四年(1851年)に再建されたものです。この工事には、折りしも東照宮大修理で各地より集められた宮大工があたったと伝えられ、本殿内外の彫刻にその優秀な技術をしのぶことができます。
 境内は約五万二千平方メートルと広大で、うち約二万平方メートルが、公園として市に提供されています。野鳥が泳ぐ二つの大きな池のほか、大小様々な古墳が点在する鎮守の森には、市の文化財に指定されたコナラやスギなどの古木が茂り、市民の憩いの場として親しまれています。
 神社の例祭は九月十五日。約四百年前より続く奇祭『蛇まつり』は、毎年五月五日の開催です。」

↑境内地に古墳群がある神社、ですか_ 古い時代からここはエリアにおいて重要な場所だったのでしょうね。又、5月の「ジャガマイタ」というお祭りも興味深い。 神社HPによると 藁で作られた15mを超える7匹の蛇が境内に集結するそうです! いつか実際に見てみたいもの。


その先に浄光院という真言宗豊山派のお寺。

鐘楼門の奥に本堂の屋根が見えます。

扁額には「廣永山」。(山号でしょうね?)


間々田五丁目バス停横 通過中ー。

こちらは お寺かな?


↑天理教の教会でした。

↓又行くと_ 道脇に庚申さん、かな?

(↑横並び は時々見るけど 縦並びって珍しいー)
そのすぐそば_ 浅間神社への参道入口。

(↑浅間神社は参道奥の「千駄塚古墳」に建っているそうなー)

「粟宮(アワノミヤ)(南)」という交差点まで来ました。

因みにこの粟宮は地名ですが由来になっているのは 600m程北の「安房(アワ)神社」(←延喜式神名帳には「阿房神社」と載る古社) だそう。(へー)

この交差点の北に「西堀酒造」という酒蔵があります。

試飲もできるそうで、今回の街道歩きの「外せないスポット」(というよりほぼ「目的地」)でございましたー。

つづくー