湯河原の「お料理 加瀬」 | おだわらぐらし

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縁あって暮らす事になった相模の国 小田原
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湯河原の料理旅館「石葉(セキヨウ)」で料理長を務められた加瀬さんが 2022年8月に独立して開かれたお店「お料理 加瀬」。

場所は湯河原駅から歩いて数分の 住宅街の中。そうと知らねばお店 とも気づかないかも?な 隠れ家的なお店です。

今回は リーズナブルな「お昼のコース」を頂きましょう。

↑シックな造り。

「こんにちは」

カウンター6席の落ち着いた店内。カウンターと厨房の間の仕切りが低いので 料理のできる様子 板さんの技を間近に見え、まるで「ライブキッチン」のよう。

(↑写真は「どうぞ」と言って頂いたのですが お顔はやっぱり遠慮しよう? いや かえって失礼かな?)

まずは飲み物を選びましょう。

オススメは「丹沢山のひやおろし」だそうので それ を一合。

(チョコ二つ)

(↑後で知りましたが コースターは地元の型染アーティスト高田正彦さん の作品でした。)

最初に出てきたのは・・・器の上に懐紙 その上に菊の花びら_、、、

器には_焼きまいたけ ほうれんそうの煮びたし いくら載せ。

そこに 菊をはらはら っとこぼします。

↑ああ~綺麗~
(アートの完成に自分も参加できる ってところがイイですね?)

素敵な秋のお昼の はじまり はじまり^^)

続いて八寸。

器に入っていたのは_菊花と下田のどうもん蟹(ワタリガニ)の和え物。お盆は手前からー 紅色のキノコ ますたけ の醤油煮、ぎんなん、 枝豆、 さつまいも、 サバ棒寿司。

↑ちなみにこれ、が「ますたけ」ですってー!

次のお酒は何にしましょう?

↑奥様が並べて下さった瓶の中にー
王祿 の「TAKEMICHI(丈径)」がありました。

王祿は 松江時代に知ったお酒。関東ではなかなか出会えないので 亭主は「感動」しておりましたよー。

↑加瀬さんが選んでくれた酒器。黒川大介さんという方の作品だそうですが どこか油滴天目を思わせる「宇宙的(?)」なチョコで、思わず 見入り ましたー。

(お酒の話では 相席のお客様達とも盛り上がって~(中略)楽しゅうございましたよ^^)

↓椀。種は 鱧と松茸。(椀といいながらボリュームのある「御馳走」でしたよ)


↓お造りは かます と めいち鯛。

(かますには 炭を押し当てて焼き目をつけています。/ めいちに添えられているのは ツルムラサキの花。 ちゃんとツルムラサキの味がしましたよー

↓焼き物は 秋鮭の柚庵焼き+獅子唐。只今あぶり中ー。

串から外され お皿にー。


とここで亭主、 ちょっと飲み足しをしております。

(↑ジャケ買い、ではありませんが 「川口納豆 って 遊び心があって面白いですよね~」 と相席のお客様と盛り上がって・・・)

煮魚。(伊東で上がった鯛。地元のナスとマコモダケと一緒に。上には針生姜。)


(お行儀悪いけど 煮汁 飲み干してしまいましたー。おいしかったー。)

ご飯は、ピーナツと鶏の炊き込みご飯でした。

これはもう おいしいに決まってる 系。

(↑赤だし 香の物と一緒に)

普通ならここでお茶が出されて 御馳走様 ですが 加瀬さんはここから更に もう一仕事、をなさってました。

↑栗をおろし金で摺って 自家製の餡にかけているところ。

できあがり。

↑ふっわふわの栗がかかった和風モンブラン?
↓餡には栗の蜜煮も入ってました^^)


やー いいお店でした。

是非又 寄らせて頂きたいと思います。