では いよいよ、の 能狂言鑑賞です。
(↑能楽堂 入口前。/モニターに映っているのは この後 能「小鍛冶 白頭(コカジ シロガシラ)」でシテをお務めになる辰巳満次郎さん)
能楽堂内_。
↑座席表。 私達の席は正面四列目。なかなか良い席で鑑賞できました。/ 時に この後のレクチャーで聞く事になるのですがー 舞台と橋掛りの形が 柄杓-北斗七星~ というのが 「いわれてみれば」と面白うございましたねー。(たしかに 神や天女の登場する能の舞台は 天空-非現実空間。もしかして能舞台は それを室町時代の感性で表現した「中空のステージ」?)
(↑頂いたテキスト。/ 解説だけでなく 詞章も載っていました。)
今回は「夏休み能楽教室」という事で、開演に先立ち_ 子供にもわかるよう、 狂言「魚説法(ウオゼッポウ)」については野村萬斎さん(シテ出家役)が、能「小鍛冶 白頭」については辰巳満次郎さん(シテ童子&稲荷明神役)が 直接解説 をして下さいました。 これは私達のような初心者にもありがたかった。(毎回 こうだとイイナと思った位^^;)/ 更に 「開演」直前には_
「拍手は 舞台から演者が幕の向こうへ消えてから に願います」
というアナウンスがありました。/ 能狂言への理解 だけでなく、鑑賞のマナーも学べる! 良い企画だなー と感じた事です。
(↓終演後撮った絵_)
狂言は面白く、 能は興味深く拝見しました。 (事前に 見立て など様々な約束事を伺っていたので、 ステージ上に 「無い物が見える」面白さ、が体験できました。又「あ、今稲荷明神が雲に乗ったところだ」とか 「わかるぞ わかるぞ」でした。)
又こうした 「体験・講座と鑑賞」がセットになった企画がありましたら 是非参加したいもの、です。
<おまけ的に>
能狂言鑑賞の後は_
4時半の閉館時間まで まだ少し時間があったので 展示室へ。
今期の企画展は 「北斎」。
↓目玉はもちろんこの「神奈川沖浪裏」です。
この絵が生まれるまで、と この絵が他のアーチストに及ぼした影響~ などについても詳しく解説されており とても興味深かった、のですが・・・
肝心のこの絵_ 版画を撮り損ねましたー・・・ / がくり_(観て「おお」と言って 写し忘れたんですね)))
えー... とりあえず、撮ってきた絵 を何枚か貼ります。
見知ったはずの絵なのに 改めて向き合うと 構図の斬新さ に驚かされますねー。
(↑ありえない逆さ富士!)
来るたび新しい学びがあるMOA美術館、 来るたび思いますが 素敵ー^^。