夏休み能楽教室(於MOA)-1能楽器体験 | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

7/31(月)は熱海のMOA美術館へ行きました。






(↑沖に大島の島影。/ 尚 その左手前の小島は初島。)

この日は「夏休み能楽教室」が開催されておりましたので。



(↑「体験・講座と鑑賞」~というこの催し、頭に「夏休み~」がつく事から 子供達が対象~ と想像はつきましたが 募集の文言に「子どもから大人まで、どなたでも~」とあったので ま、保護者のフリしてれば目立たないか と参加した、んですねー。)

さて、午前の部(10時半からの「能楽器体験」まで 少し時間があったので、まず少し館内を回りました。


(館内は 一部を除き 美術品も作品OK)


↑そうそう、来るたび見ている 秀吉の「黄金の茶室」ですが_ 今回初めて床のお軸が「豊國大明(←秀吉の神号)」で~
↓書いたのが八歳(←数えで、でしょうから満で7歳?)の秀頼、と知りました!

↑へーっっっ。

↓これはエレベーターの乗り継ぎホールの天井。


(↑どこかオペラ座のシャガールの天井画を思わせる色調~)


そろそろ、能楽器体験の開始時間です。会場の「応接室」へ向かいましょう。
講義の始め_ 挨拶と講師の先生(各楽器「笛(フエ) 小鼓(コツヅミ) 大鼓(オオツヅミ) 太鼓(タイコ)」を担当する能楽師四方)の紹介に続き、まずは と 囃子のデモンストレーション。/ たった四人で奏でているとは思えない迫力に いきなり感動。

その後は楽器ごとの各ブース(? 各毛氈?)ごとに4~5人ずつの体験。
(+ レッスンを受ける前に お道具を傷める怖れがあるため 時計 指輪を外しますー)



↑もらった整理券についてるアルファベットで 最初に受講する楽器が決められていました。私達が受け取った紙片にはC- って印字されてました。C-は_大鼓。

持ち方 から教わります。

左腿の上にお道具を置き_
やや前傾、の姿勢で打ってみましょう。(右 手のひらで 枠を打ちます。指で革の真ん中をぽん と打つのかと思ってましたよー)

鳴りません^^;) 易しくないと 思ってはいたけど 思った以上にむつかしい。
↓先生が打つと「タッ!」というシャープな音が響くのに。

(↑先生の右後ろに見えるワイングラスの底を合わせた様な形の物は 鼓の「胴」部分。鼓は小さなティンパニのような楽器で、両のカップ(乳袋)に 鉄の輪に張った馬革を被せ、それを紐で締めています。/後でもらったパンフレットによると「消耗が激しいので、革は数回の演奏で使用できなくなります。」のですって! ひゃー)

続いては太鼓、の方へ。(張られているのは 牛の革)

↑個人的にまず驚いたのは 右に少し傾がせて置く、事。(てっきり 体の前にまっすぐ置くのかと。)
↓又バチの握り方は 人差し指と小指でしっかり、他三本はそのサポート、だそうで、これにも へー。

↑最初に教わるのは 真ん中の小さな丸にバチを 置く ように小さくたたく奏法。
↓続いては 高い位置からバチを下ろすー。(思いのほかに高い位置)

交互に、だんだん速く。「姿勢が大事ですよ 背中をきちんとのばしてー」と先生。/ふぅー。

小鼓。(大鼓と同じく 張られているのは馬革です。)

雅で可愛らしい楽器なのに 持ち方 結構むつかしい。(紐への 左手の指のかけかた、複雑ー。又 右肩への置き方も「載せる」のではなく 右肩前に構える 、って感じなんですよねー。


笛。(本来のお道具は竹製ですが、お稽古用はプラスチック製で、使用のたびに全とっかえで 消毒されていました。)

これは フルートの要領で吹けば良いのだろうー と思ったのですが・・・


↑私も亭主も 何度か「ぴー」といった他は 「すー」「はー」・・・^^;) 笑うしかありませんでしたー。。。

~ といった感じで 語る程の体験はできていないのですが、能楽の御道具の種類、舞台上の並び順、位は覚えられた、かな? (お雛様の五人囃子の並べ方なら もう迷わないよ^^)。

さて、午後からの第二部、能狂言鑑賞の前に お昼を頂きましょう。/ つづく