葉山の森戸神社-友旅その4(老女5人) | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

友旅後半は 「三浦半島の付け根あたり」 に住むMちゃん宅にお世話になりました。(ここより友旅は「老女5人」、に。)

横浜から電車に乗って三浦半島のどこかの駅~ に着いた私達は 迎えに来てくれたMちゃんの運転する車で まず
葉山の海っぺたに建つ森戸神社へ向かいました。 




由緒書


↑「森戸大明神 御由緒
永歴元年(1160)伊豆の蛭ヶ小島に配流された源頼朝公は三嶋神社を深く信仰し、源氏の再興を祈願した。
治承四年(1180)その神助を得て旗挙げに成功して、天下を治めた頼朝公は自らが信奉する三嶋神社の御分霊を、鎌倉に近き元山王の社地であった此の景勝の地に勧請して、永く謝恩の誠を捧げたと伝えられる。
当時のことは、社宝として奉蔵の 後二條院 並びに花園院の院宣(インゼン)によっても 篤く崇敬された様子がうかがわれ、又、吾妻鏡には、この地で加持祈祷が行なわれ、七瀬祓(ナナセノハラエ)の霊所としても重要な地であったことが記されている。
爾来、源氏はもとより三浦、北条、足利諸氏の崇敬も篤く、天正十九年(1591)には徳川家康公より社領 七石が寄進されている。
その後、明治の御世に移り、葉山に御用邸が造営され、ご滞在の折には天皇、皇后両陛下を始め皇族の方々の御参拝を仰ぎ、葉山郷の総鎮守として近郷近在より多くの参詣を得ている。
特に境内より富士、箱根、伊豆、江ノ島を望む光景は絶景で、「森戸の夕照」としてかながわの景勝五十選に選定されている。

御祭神 大山祇命(オオヤマツミノカミ)
    事代主命(コトシロヌシノカミ)(えびす様)

御祭日 例大祭 九月八日
    潮神楽 六月十六日

史跡 
 飛柏槇(ビャクシン) (町指定天然記念物)(かながわの名木100選) 樹齢 八百年余
 元暦(ゲンリャク)元年(1184)頼朝公が当社を参拝の折、三嶋神社から種子が飛来し発芽したものと伝えられ当社の御神木である。

 千貫松 頼朝公が衣笠城に向う途中 森戸の浜で休憩した時、岩上の松を見て「如何にも珍しき松よ」とほめたところ、出迎えの和田義盛は「我等はこれを千貫の値ありとて千貫松とよび候」と答えたという由来がある。

 子宝石 「まいられよ子宝の福さずかりに」と詠まれている通り古来より信仰の篤い石である。」

なるほど、祭神は三嶋大社と同じで 大山祇命と事代主命 (山の神と海の神) なんですねー。

手水舎には水は無く、手水盤の縁に消毒液のボトルが置かれていました_。


お参りしましょう。


(↑神紋は三嶋とは異なり 三つ巴のようですね?)


拝殿右手へ回ってみるとー

すぐ横を川(森戸川)が流れており、その向こうにゆるく湾になった砂浜(森戸海岸)がありました。


(↑川上側。あの赤い欄干の橋は「みそぎ橋」。/ という事は森戸川はこの神社の禊川?)

社殿左手へ出ます。

目の前は 海。

岩の上の石には「千貫松」と記されています。


(↑岩に生えているのは 頼朝が見たという松の 子孫でしょうかね?)


↑北。葉山マリーナ側。
↓西。葉山灯台側。

(↑画面中心あたりに細い葉山灯台、その右に ちょこ っと「菜島の鳥居」が見えていたのですが わかりませんね^^;)))
(↓元画像からの切り抜き_)

さて、海辺への降り口正面には石原裕次郎を偲ぶ碑が立てられていました。

↑石には「夢はとおく 白い帆にのって 消えていく 消えていく 水のかなたに」/「太陽の季節に稔 狂った果実たちの先達 石原裕次郎を偲んで」と刻まれ 青銅のレリーフが嵌められていたのですが・・・ 申し訳なくも 友人が「石原裕次郎の記念碑だよ」と言うまで 裕次郎さんとは気づきませんでした^^;))) (+尚、刻まれていた文は 裕次郎さんの兄 石原慎太郎氏自筆の詩 だそうです。)

社殿裏手の方へ向かいます。

素朴な木の鳥居。(御神木のある 本殿裏のエリアへの入口、なのかな?)

↓その先に「飛柏(ビャクシン)」と彫られた石がありました。(先に見た御由緒書きの方には飛柏って書かれていたけれど・・・)

森戸神社の御神木というビャクシンですがー 「どれが そうなのー?」でした。

↑んー あれ、かなー?
帰ってから調べたら~↓
https://www.hayama-npo.or.jp/bunkazai/988
社殿の西側にある5本が、 でした。
(じゃ鳥居横に写っているものも その一本かもー?)

海側に山王日吉(サンノウヒヨシ)社。

(神社のHPには載ってないのですが・・・境内末社、になるのかしら? / ともあれ 日吉社なら御祭神は大己貴神(≒事代主の父神・大国主)と大山咋神(←本殿に祀られている主祭神の一柱)と 思われます。)



海の際の 小さな「清らの杜」で 五人のおばあさんたちは 「いいところー」「癒されるー」 と口々に言い~



なんと 翌々日(旅行最終日に) 又この場所を訪ねたのでした。

(この日は お天気もよく、うっすらと ながら 富士山も見えました。)


裕次郎のレリーフにも もう一度挨拶をしー

岩場へも下りー、



(↑江の島の左に富士山)
沢山の気を吸って~ 

~それぞれの日常へ戻っていったのでしたー。/ おしまい。