お茶のお稽古@松永記念館茶室 | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

昨日は「台風並み」の強烈な雨と風~の日でしたが、、、
少し雨風の勢いの収まった昼過ぎにー

松永記念館敷地内の茶室「烏薬亭」+「葉雨庵」へ伺ってきました。

この日は 薮内流の先生(高井純子さん)が作法を教えて下さるお教室があったのです。
https://www.instagram.com/junko.tk0/
(前半 お茶会、後半 お教室、という組み立てで、私達は 後半 のみお邪魔しております。)

まずは手前の「烏薬亭」へ。


ここで受付をし 身支度を整えます。

(下地窓が 開け放ちになっていました。/ 珍しかったので ぱちり。)


受付時_ カカオ豆の皮の発酵茶(燻した香りがちょっと京都の炒り番茶に似てました) という物を一服頂きました。/ お茶にも色々あるものだー と思いました。

一度「烏薬亭」を出て、 池の縁を歩いて東隣に建つ「葉雨庵」の方へ。

↓池側から見た「葉雨庵」の門。

↓説明板。

↓「葉雨庵」の貴人口。

↓躙り口。

↓庭の奥(左)の腰掛待合に座って「案内」を待ちます。


何しろ「初心者以前」の私達、 躙り口が開くや 先生がまだお草履も履かれぬ内から 待合からわらわら移動してしまって・・・(オハズカシヤ)
次回(があるかどうかは未定ですが)のための備忘録として打っておきますが_

腰掛待合では 亭主(先生)が腰掛待合に近づいて(礼のため)止まられたら 正客も立って近づき 一緒に礼を、だそうです。 / あれ?次客はどうだったでしょう? (正客に続く?その場で待つ?)・・・ でもとりあえず 立ってお辞儀をすべきでしょうね?

亭主が茶室に入られたらー
頃合いを見てー(←お茶ではこういう キチキチしない作法が大切ですね?)
正客から順に 躙り口から入ります。
躙り口は 少し (手が掛かるほど)開いています。これが「お入りになっても結構ですよ」のサイン。
正客は躙り口前にかがみ、室内が静かかどうか 伺います。(亭主が入ったばかりの時に 開けてはいけないからですね?)
大丈夫そうだな と思ったら 引き戸を開けて中へ。(正式な茶会では「路地草履」を履くので 底を合わせて重ねて立てかけますが、革靴は (そうはいかないので^^;) 立てかけるだけでOK。)
戸を閉めるのはお詰めの役。最後 戸を ぴしり と「音」を立てて閉めます。これが 「皆茶室に入りましたよ」の合図、との事でした。(ナルホドー)

さてこれが「葉雨庵」の茶室内部。(奥が点前畳)

こちらは「三畳(サンジョウ)台目(ダイメ)中板(ナカイタ)入」という スタイルの茶室です。(この床の板は 踏んでも またぎ越しても イケマセン。 普通は拝見の時 水差しも見せて頂きますが ここでは それは デキナイ んですねー。)
↓以前撮った茶室内の絵ー


お軸には 「福」という字が大きく書かれ その左横に「以徳招」という文字列が続いていました。(「徳を以って福を招く」と読むそうです。) そして床には 福豆の入った桝が 三段重ねになっていました。/ 二月の設え、ですね。

さて 
お軸 お釜を拝見して 着席しますと 亭主、が入室されます。ここで 扇子を出して 礼_ なのですが、
なんと 薮内流では 扇子は畳の縁の 「向こう」 へ置くんですねー。/ 言われるままに 扇子を移動させましたら いきなり空間が広くなりました。(当たり前ですが)/ のびのびと(?)礼をしなおしてー 

その後も あれこれ 失敗をしながら 御菓子とお茶を頂きました^^;)

今回頂いたお菓子はー
御菓子丸さんの「踏青(トウセイ)」という名の浮島でしたが 大変風味が良く 「まぁ」という美味しさでした。(帰ってググったら御菓子丸さんはあの「鉱物の実」を作った方のお店(いえ 実店舗はお持ちじゃないようですが)なんですねー。「へ~っ!」でした。)


薮内流_
全く知識なく伺いましたが (混乱しながらも)楽しく 又学び多いひと時を過ごせました。/ 先生に感謝。(ありがとうございました そして あれこれすみませんでした そして お疲れ様でした^^;)



<+>
「日本茶生活」のイベントリポートに
去年の12月11日に松永記念館で開かれた若手茶人による「耳味会(ジミカイ)」の様子、がUPされており、今回ご指導頂いた高井さんのお席の絵も載っていました。↓
https://nihonchaseikatsu.com/jimikai/
(↑日頃写真を撮りにくい老欅荘内部の写真も上がっていますので 関心のある方はどうぞご覧下さい。)