新春の名席体験会 於-松永記念館 松下亭(老欅荘内) | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

昨日_28日(土曜日)は、夫婦で無持菴さん主催の「新春の名席体験会」へお邪魔させて頂きました。

場所は茶人-耳庵(ジアン)としても有名な実業家-松永安左エ門の居宅_老欅荘内の茶室-松下亭。


(↑老欅荘の名の由来となった欅(ケヤキ)の大木)


(↑坂の先 右側に見えるのは 11月の名席体験会でお邪魔した無住庵。↓)

(↓無住庵の向かいが老欅荘。)



老欅荘館内の撮影は 老欅荘の管理人さんから「個人で楽しむだけでしたら」と言われました。 それってブログへのUPはダメ って事ですかね? / _という訳で 何枚か撮らせて頂きましたが ここに貼るのは控えようと思います。。。

↓尚、外観 庭 室内から撮った庭は OK との事。





↑耳庵さんの年表はイイですよね?
↓これくらいは お目こぼし頂ける、かな?


↓市の「老欅荘」の説明頁。
http://shonan-teien-festival.org/wp-content/uploads/2018/08/31matunagakinennkann.pdf
(↑老欅荘は 20坪程の居宅「松下亭」から始まり、10年近い年月をかけて増改築を繰り返し~ 今見る55坪の老欅荘になっていたんですねー。/ <補足>元々の居宅「松下亭」は「平面図」の「玄関+寄付~」あたりで、今「松下亭」と呼ばれている南西の茶室は後に建てられた部分、になります。_が この茶室に「松下亭」の名がつけられたという事は 松永さんの中では「始まりの茶室」の後継 という思いがあったのでは ありますまいか。)
↓平面図等はこちらでご覧下さい。
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/matsunaga/

↑「A」区分が「茶室」 エリア。/ピンクの縁取りは点前畳(←御亭主がお茶を点てて下さる場所)です。/ という訳で 案内を受けた客は (点前畳を避けるため) 八畳の間から一度廊下に出て、四畳半の茶室に入りました。(赤い矢印)

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お席では_
各服点ての濃茶と薄茶を頂きました。

お茶は、福岡は八女の星野製茶園さんの「星峰」
主菓子は、市内の和菓子屋-右京さん「椿」「福梅」だそうです スミマセン。(ピンクの上生菓子で 縁高に入っていました)
干菓子は、何と 京都は祇園 鍵善さんの「鶴ト亀」。(正客さんからは「先生、わざわざこのお菓子のために京都にいらっしゃったんですか?」との問い。/ お答えは_ たまたま京都へ行く用があったので~ との事でした。)

(↑おっと亭主よ、懐紙の向きが違うよ。)

新春という事で
花入れには姫椿と千両。そこにひと結びした柳。
お軸は寛海老師のものでした。(汝~ で始まる一行書なのですが 何と読むのか 伺ったのに忘れてしまいましたー・・・面目ございません。/「汝喚作甚麼?/汝喚(ヨ)んで甚麼(ナニ)とか作(ナ)す」かなー???

先生とお正客さん次客さん達とのお話では_
withコロナ期のお茶~
についてが多かったでしょうか。
「(茶会の途中の)マスクをはずすタイミング 置き場所 戸惑いますね。」
「濃茶も ‎各服点てが多くなってきて・・・ ネット上では 長く続いてきた手前の手順を 守る 変えていく で議論が白熱したり~・・・」
↑正直難しくて お話についていけなかったアタクシですが^^; こんなのも2023年1月の席での思い出 として 綴っておきましょう。


今回も、_日頃できない体験をさせて頂けました。(小田原に住みながら 茶人-耳庵さんの旧居内でお茶を頂くのは初めてでしたよ。)
先生、他のお客様方、 ありがとうございました。

おしまい。