箱根駒形神社 | おだわらぐらし

おだわらぐらし

縁あって暮らす事になった相模の国 小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わいたいと思います

芦ノ湖の畔に建つ駒形神社へ行ってみました。


↑大観山から見た芦ノ湖+富士山。

↓芦ノ湖湖畔に降りて参りました。

(↑奥の山は箱根駒ケ岳)

(↑海賊船の向こうの山は上二子)

↑まずは車を箱根町港の駐車場に停めます。
↓「なんだよぅ」とか言ってそうですが とっても可愛い声で にゃ~ん と鳴きながら近寄ってきた 駐車場を仕切ってるらしい猫ちゃん^^;)


白浜方向へ歩きます。

お。 あれ、は?

児童公園のすみに ペリカン?

や やはり!

すごい存在感。


元気でね。長く現役でいてね?

脱線してしまいましたが_
駒形神社は すぐそこ。



では改めて、 お参りいたしましょう。

箱根 駒形神社_。

↓丹塗りの鳥居に「駒形神社」と記した社号を掲げています。

(↑地の文様が アイヌのアラベスクっぽいですね)
↓由緒書。

「駒形神社(駒形大神)
駒形神社は
天御中主大神(アメノミナカノヌシノオオカミ)
大山祇神(オオヤマズミノカミ)
素戔嗚命(スサノオノミコト)を祭神とした箱根宿の鎮守です。
箱根神社の社外の末社として荒湯駒形権現とも称し、神社の創立はかなり古いものと思われます。」
+ 神社のHPによると 「(箱根)駒ヶ岳の地主神 駒形大神を祀る古社」だそうで、 現在は生い茂る樹木に遮られて見えない とはいえ 振り向くと 参道正面に(芦ノ湖越しに 本社である)箱根神社 その上に駒ケ岳~ という「造り」に なるほどー と感じました。

右手に青い池。

水はすぐ横を流れる芦川から引いてるのかな?/鯉が一匹 静かに泳いでいました。

階段を上ります。

(脇に立つ石は「庚申供養塔」でした。)


もういっちょ 上がります。

すぐ左手に丹塗りの鳥居。

額束(ガクツカ)に蓑笠(ミノカサ)明神と記されています。


↑祠。
↓説明板。

「蓑笠明神社
由緒- 商売繁盛の福徳をもたらす神、芦之湖の豊漁を司る神として信仰される蓑笠明神は、毎月十三日、箱根権現にお参りされた。その時、蓑笠をつけられたところから、こう呼ばれている。
 この蓑笠明神社は、箱根権現社外の末社で、箱根宿の東、明神川の流れこむ芦之湖のほとりに鎮斎された。創建は江戸時代の初めで、三島から移住した里人の勧請によるものである。明治以降、神祇制度の変革により、昭和三年駒形神社に合祀奉遷されたが、平成の大御代を寿ぎ奉る、御大典記念奉賛事業として新社殿を造営、平成四年夏鎮斎された。

鎮座地 箱根町箱根二九〇
御祭神 事代主神(えびすさま)
例祭日 八月三日」
そっかー御祭神は 蛭子様かあー。

境内には他にも摂社 末社が。


こちらは「犬塚明神」。


↑祠横に二体の犬の像。
↓祠前には四体の犬 二体の狛犬 そして・・・


↑中(いや 扉の前、ですか)に ピンと耳を立てた一匹が。
↓説明板。(外の鳥居脇にあったもの、です。)

「犬塚明神
元和4年(1618)箱根宿が創設された時、付近には大神がたくさんいて、建設中の宿の人々を悩ませました。
そこで、唐犬2匹を手にいれて、狼を退治させ、やっと宿場が完成しました。しかし、2匹の唐犬も傷付いて死んでしまいました。
人々は宿場を完成させてくれた2匹の唐犬をここに埋め、「犬塚明神」と崇め祀りました。」

「唐犬(トウケン)」はコトバンクによると「近世初期に渡来した舶来犬の一種。非常に大形で、力が強い。主として狩猟に用いられ、当時の諸侯の間で多く飼育された。オランダ犬。」だそう。どんな犬だったのかなあー。


その先に龍の吐水口を持つ手水鉢。



箱根七福神の一柱「毘沙門天」を祀る祠もありました。



↓説明板。

「箱根七福神の由来
一、御祭神 毘沙門天(勇気授福の神)
一、例祭日 八月三日
一、鎮座地 箱根町箱根芦川二九〇
一、由緒  毘沙門天は別名を多聞天といい 古くより武人の崇敬を専らにしてきた悪魔降伏の神  今日では生きる勇気と福徳財宝を授けになる神と崇敬されてゐます」
(もしかして 明治に入って廃寺となった別当寺にあった多聞天が~ なんて話が記されていたりはー と思いましたが ありませんでしたー・・・)


ではいよいよ駒形神社へ。

手前両側に 長くここを守ってきたと思われる狛犬達。


↓屋根。

木材がまだ新しい。最近修復された建屋のようですね?

神紋のようなものは見つけられませんでしたがー、 HPに乗る神社の写真には「三つ巴」が染め抜かれた紫の幕、が見えますから_ もしかしたら「三つ巴」かもー。

↓由緒書。

↑上に打った話と重なる部分は省きますがー
「 相模風土記に「往古此の辺りが神領の頃、箱根派修験比丘(ビク)等 凡そ六百軒住居し 駒ケ岳(神社から湖を通して真正面に見える山)より駒形大神を勧請し、お祀り申し上げた」と在り、永い歴史を持つお社で 家内安全 子孫繁栄 厄除開運 商売繁昌に高い御神徳をお持ちの神様として尊崇されています。」とあります。

昔この辺りは 箱根権現を信仰する修験道の僧(山伏?)達が多く住み 栄えていたのでしょうね?

社殿の横へ回ってみます。



ありがとうございました。

退出して その先にあるという石仏群を見に行きます。

つづく