坂東札所第十六番 水澤寺(天台宗) | おだわらぐらし

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縁あって暮らす事になった相模の国 小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わいたいと思います

(田丸屋さんで水沢うどんを食べた後ー)

坂東三十三観音 第十六番札所 五徳山(ゴトクサン)-水澤寺(ミズサワデラ)を訪ねました。

石段脇の手水舎で手を清めます。


おっと 水吐は亀?贔屓かな?(かなり珍しいようなー)

あ、亀(だか贔屓だか)の上の明王様(かな?)、右手に剣をもち 頭には冠。

棚下不動の滝そばにお座りになってた方に 似ているようなー。

(↑いやこの方には額に第三の目が無い、かー・・・むぅーん)

石段を上がります。

(↑石段下の石柱、左-「水沢観世音」、右-「関東拾六番」)

仁王門。

唐破風の下に山号を記した扁額。

華やかで凝った 塗りと彫刻~。

門の両側には強そうな仁王さん達。



(↑ちょーっとわかりにくいー^^;)
↓境内側のブース(?)には 風神&雷神が。


↓天井部分には龍。


裏へ回るとー

門内に入る階(キザハシ)がありました。

そばを通った方が「上がれますよ」と声を掛けて下さったので 「へえ」と入らせて頂く事に。

↓二階内部には_

↑釈迦三尊像がいらっしゃいました。(お像の前にお賽銭箱もありましたから やはり「入ってもOK」な場所だったようです。)
↓二階の張り出し廊下に出るとー

扁額_

木鼻_


景色_

色々眺められました~。
↓ありがとうございました。


更に石段を上がると~

正面が観音堂でした。

立派だなあー。

龍にー

虎、 その上に鶴と仙人達。

しかし知識がないので どんな物語が描かれているのかわかりませんー^^;)))




天井には 飛天と龍・・・。

↓額にはー

↑「坂東十六番上野國(コウヅケノクニ)水沢本尊千手観世音菩薩 
 たのみくる 心もきよ記(キ) 水沢のふ可き祢可ひ(深き願い)を う流楚(ウルゾ)うれしき
 種種重罪 五逆消滅
 自佗(他)平等 即身成佛
南無大悲大悲観世音
奉巡礼西國坂東秩父
四國百八十八箇所
   如意満足」
_と書かれていました。ほー。(昔の巡礼さんの お参りできた事に感謝する気持ちが 私の中にも すー と入ってきました。 何でも読んでみるものです。)


↓説明板。

↑「この観音堂は、本尊に千手観音をまつる坂東札所観音堂の典型的な様式である。
 江戸時代、天明七年(1787)の建築と思われ、正面向拝、軒唐破風は近世建築特有の華麗さを表し、全体的には中世の建築様式を残す手法を用いている。五間堂として県内でも重要な遺構である。」/ へぇー。


観音堂の隣には「六角二重塔」という物がありました。

左回りに三回回すとご利益が~ というので 経文の入った箱を回す転経器(=マニ車)かと思ったら~


六道(リクドウ)を守る六体のお地蔵さん達がくるくる回っていましたー。(ありがたいやら おもしろいやら・・・)




↓説明板。

↑「この六角二重塔は、地蔵堂、六角堂とも呼ばれ、六地蔵を六角輪転の台座に安置し、二層に大日如来を安置した独特の形式である。下層の一辺は 2.727メートル(九尺)、上層の一辺は1.364メートル(四、五尺)と半減しており、上層柱間が下層柱間の二分の一となる多宝塔の木割に似ており、相輪も多宝塔形式に類似している。また、回転部分は経蔵内の輪蔵の形式と用い、意匠全体は禅宗様式に統一するという優れた構造になっている。
 昭和五十五年に屋根の吹き替え工事を実施したところ、相輪の心柱墨書の中に「干時(トキニ)文化十四歳(1817年)、丁丑(ヒノトウシ) 六月吉辰」の文字が見つかった。
 なお、六地蔵には宝永五年(1708)、正徳二年(1712)、正徳五年の銘が記されたものもある。」/へぇー。

こちらは鐘撞堂。

100円で撞けるとの事でした。


その先に納札堂。


(↑堂内には不動明王がいらっしゃいました。)

駐車場に出ました。

私達は 仁王門の隣の駐車場に車を置いていたので_ 引き返します。


帰りに気づいたのですがー鐘撞堂近くに・・・

小さなお参り処がありました。

「龍王弁財天」だそうです。

_と その隣に 大きなカエル!

こ これは?


説明版によると_

「豊家一神(ホウカイチジン)」_。

↑「山水に住める蝦蟆(ガマ)の陰霊(何でしょうね?)を祠り豊家一神と称す。この体に一杯の水を注ぐとき、所願成就す。 当山」ですって・・・。
(陰霊というのがわからず ヒルんでしまいました すみません / ネットによると 食糧難の時代にカエルを食べて命を繋がせてもらった事への感謝の気持ちからの供養らしい~ との事でした。)))

ともかくそんな訳で ゆる っとお参りさせて頂きましたのでした。

おしまい。