湯本の見番 箱根をどり を鑑賞 | おだわらぐらし

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縁あって暮らす事になった相模の国 小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わいたいと思います

さてでは 伺いましょう、『箱根をどり』。 今年こそ。(昨年もチケット買ったんですけど コロナで中止になったんですよね・・・)))

(↓見番前)



入場。/ 予想していたより 小ぢんまり。(↓あ、会場は 開演時にはもちろん満席でございましたよ?)

↑幕は 芸子さん達の帯で作られた と聞きます。
↓あ、このこしかけ、 以前テレビで紹介されてるのを見ましたよ。/ 下に荷物が入れられるようになってるんですよね。(畳表が使われてて和の雰囲気があって会場にマッチしてます。しかも実用的。)

↓番組。/ 一、長唄 鶯宿梅(オウシュクバイ)。 一、俚奏楽(リソウガク) 雪の山中。 一、端唄集 江戸風情。 惣をどり 湯本おくり。

↓立方(タチカタ)。

↓地方(ジカタ)。

(↑JAZZバンド「婆娑羅」のメンバーも幾人か見えますねー)

拝見して思いましたが、
小さな舞台、ならではの良さ がありました。/ 芸者さん達との距離が近く、 まるで「お座敷」にいるような感覚で鑑賞できるんです。
踊りも楽しかった。/ 特に鶯宿梅。この春咲いたばかりの おぼこ な梅を 言葉巧みにダマし 鶯だと信じさせちゃうクロートな烏^^; 後から登場する本物の鶯の 「鳥」っぽい目や首の動かし方~。
ただ・・・(端唄集の中、ですが)「こいつぁー春から縁起がいいわぇ」の名台詞を使うため、とはいえ 巾着切りのシーン を入れたのはイカガナモノカと。(って「お嬢吉三」の元話よりはマイルドですけどね^^;)


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今回学んだ事_
芸者さんの鬘には 普通の「島田」の他、「前割れ」(前から見ると 中心分け に見える日本髪)という種類があるんですねー。これは立役(タチヤク=男)を踊る際に着けるもので、 立役さんは 着物の裾を引きずらない、足も 外股 で踊る、というのがわかりました。 へー。

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気になったのは・・・客の側のマナー。実は踊りの最中、客席で携帯が何度も鳴っていたんです。幕が開く前の注意を促すアナウンス等もなかった~、のではありますが それは「無粋な事はすまい」という主催者側の思いから、だったと思われます。 こちら、が気を付けませんとね。