松永記念館の茶室「葉雨庵」で | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

昨日は雨がぱらつく中 松永記念館へ参りました。

池では スイレンが咲いていました。



池の端には 黄菖蒲も見られました。


この日伺ったのは 敷地内のお茶室「葉雨庵(ヨウウアン)」(←市内南町にあった野崎廣太(幻庵)の茶室を移築したもの)での 無持菴 さん主催の「初夏の名席体験会」というものに参加させて頂くため です。

↓受付 および 寄り付き として使われたのは「烏薬亭(ウヤクテイ)」。


(↑中にお人がいらっしゃるので 写真はここまで)

↓お茶は 隣に建つ_「葉雨庵」で。という趣向。

二つの茶室は 渡り廊下で繋がっているのです。 が、葉雨庵は「躙り口」を使わせて頂ける茶室なので (せっかくですから と) 客は 葉雨庵の躙り口から茶室へ~ という予定でした。


↓が、雨だったので 出入りには 葉雨庵の「貴人口」が使われることに。(これはこれで ありがたい体験。)

↓貴人口から中を見たところ_。

↓さて、この日 茶会の出入り口としては使われなかった躙り口ですが  「自由にお稽古なさってもよいですよ」との事でしたので_ 


_われわれ ちょっと早めに伺って、「躙り口」の出入りを お稽古(?)させて頂きましたよ。(たっぷり^^)

(↑妻部分には「葉雨」と書かれた板。/妻屋根に 浅箱が載ってる? ように見えるのは 月見のための天窓、です。)
↓袖垣の先の壁には 下地窓(←冬の間は板をつけていたのでしょうね フックが見えます)と掃き出し。

↓少し離れて見ると こんな感じになります。


更にその先には 待合、がありました。



お正客さんがいらっしゃったので そろそろお席へ。


↑と その前に つくばいで 手を清め 口をすすぎます。/ 前の方のなさるのを マネ させて頂きましたよ~ (エヘヘ)

ここからは 絵 はありませんがー

お軸は「白雲抱幽石(ハクウンユウセキヲイダク)」、柱に細い竹篭に入れられ掛けられたお花は 鉄線でした。

お正客さんは ベテランと見える男性の方がお引き受け下さり、おつめ は会の方がおつとめ下さりで、今回私達は 安心して ただお茶を楽しむ 事ができました。

お茶は_ 銘々に点てる形での濃茶  と 薄茶。お菓子も 銘々皿に主菓子と干菓子~という形でした。 (コロナ、ですからね お茶もスタイルを変えていくんですね。 でも 変わらない事もある。 実は 今回「各服でお濃」というのは事前に教えて頂いたので 実は「じゃあ 小茶巾はいいよね」と持参しなかったのです。が お茶碗を見せて頂く段で 必要、だったんですねー。 そしたら あたふたする私達に お正客さんが 「あ、お持ちじゃない場合は懐紙をね 揉んで使われるといいですよ」と教えて下さいました。 「そ そうですか なるほど ありがとうございます」 でございました^^; トホホ)

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時に私 今回初めて ちゃんと点てられた「お濃い」を頂きました。本物のお濃いは 飲む(drink) というより 食べる(eat)に近いんですねー。(何といいますか コーヒーでいうと「リストレット」? うまく申せませんが 「は」 っといたしましたよー。)


と あれこれ なかなかできない体験をさせて頂きました。 私達の「大人度」も 「1」上がった、かな? (・・・どうでしょう?)

おしまい。


<おまけ>
↓参考までに 3/11に上げた「葉雨庵」の絵。(撮影日3/5)

(↑この日は 茶室内の写真も撮る事ができております_。)