江島神社-4 奥津宮(オクツミヤ) | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

では江島神社の 奥津宮の方へ。

(↑神紋の「向かい波にミツウロコ」の意匠が施された欄干の親柱。ここが参道である事を示しているようですね?)

おや、これは?(石段と石段の間の 踊り場 部分に何か立ってますよ?)

↓「群猿奉賽像庚申塔(グンエンホウサイゾウ コウシントウ)」/「多数の猿がその本尊である山王神をたたえ、祝っているという大変珍しい庚申供養塔です。」ですって。

又 「基壇(←塔の下の台)は岩座(イワザ)のように造られ 塔身の下の方には蛇が巻き付いているように作り出されているのは、弁財天信仰にちなんだもの。」とか。(へー)

↓塔身の四面には 思い思いのポーズで「山王神の神徳に奉賽している」という計36匹の神猿が浮き彫りに。なかなかコミカルで面白い庚申塔です。


更に石段を上がります。

のぼりきると、やがて_

対の石灯籠が現れ、神社が近い事を知らせます。

ここはもう 奥津宮の境内になるのかな?



MAPがあった。


道なりに行けば奥津宮、ですね?

手水舎。


あら、この吐水口は・・・

亀、だ~^^)

(そうそう、亀は 弁天さんの眷属 とされているんですねー)

節水のためか 水は出ていませんでした・・・。(口から水を吐くところ見たかったー ちょっと残念)


鳥居。(1182年に頼朝により奉納された と伝わっています。が2004年の台風で破損。補修の手が入っている、そうです。)

その向こうに社殿。


説明版。(おくつのみや とルビが降られていますが 神社の公式HPでは「おくつみや」になっているので タイトルではこれにならい「オクツミヤ」としております)

御祭神_多紀理比賣命(タギリヒメノミコト)
かつての社殿は「壮麗を極めた」ものだったといいます。昔は「本宮」 または「御旅所(オイタビショ)」と称され、 岩屋に海水の入る4月~10月の期間 岩屋の御本尊がここに移された~ そうです。 

狛犬。(ほっそりしていて どこか優美)


でも顔は精悍。

ご挨拶しましょう。

(↑唐破風の下の亀の透かし彫り)

(↑↓お賽銭箱には 神紋「対い波(ムカイナミ)に三つ鱗」)

(↓拝殿天井には江戸の絵師・酒井抱一が描いた「八方にらみの亀」。/ もっとも本物は社務所に保存されており ここにあるのは1994年に描かれたレプリカ。とか)



(↓本殿の扁額)


ありがとうございました。

↓更に 灯籠の神紋 や 龍 を ぱちぱち。



↓あら これは「亀石」ですって。

ああ、そうと言われたからか 亀に見えるー。

↓説明版。

↑「1806年に弁秀堂という人が 「金光明最勝王経」を写経してここへ納めるにあたり、上に置く石として(江島にゆかりある)亀の形のこの石を用いた、そうです。(納めた写経は「お焚き上げ」の他「土中に埋める」という方法もあるんですねー)/ 又「鎌倉四名石の一つで またの名を『蔵六石』という」そうな。(蔵六は亀の異称ですね?)

さて、奥津宮の隣には~


龍宮 という扁額を掲げる鳥居がありました。


鳥居の先に建つのは~

龍の載る 洞窟に似た社_
龍神を祀る龍宮(ワダツミノミヤ)でした。

説明版。

「江の島は湧出以来 龍の棲む所と言われ、古来より龍神は弁財天信仰と習合し、密接な結びつきから 江島縁起を始め多くの伝説が残っている。 『太平記』には時の執権、北条時政が江の島に参籠して子孫の繁栄を祈った時に、龍(大蛇)が現れ 三つの鱗を落とせり、時政祈願成就とよろこび その三鱗を授かり家紋となす。或るは 北条貞時が霊夢を見、龍池に赴くと金銅の龍頭を見たと、或るは 『足利治乱記』には海に夜毎光ありて 白龍長さ廿丈許(ニジュウジョウババカリ)(約六〇米)なるが海中よりい出て、絵島石穴に飛入るを諸人多見えと、 謡曲『江ノ島』には天女が龍神と姿を現じて、七難即滅七福即生 悪事災難を払ひて諸願成就を宣う(ノタマウ)御声も新たに聞こえ とある。/ 伝記は多く残されており、この神秘なる趣意を鑑み 平成六年九月吉日に当社発祥地たる岩屋洞窟の真上に御鎮座となった。」

へ~ と思うも 大きくリアルな龍が何やらおっかなかったのと 熱心に祈られる方がおいでの上、その次にお参りしようとなさってる方がお待ちでー 結局 こちらはスルーしてしまいました。。。


ここでメインルートを外れ ちょっと寄り道_。「龍恋の鐘」とやらを見に行きます。



陽は西にかたぶき公園も陰が多い・・・。



あ、あそこ、だー。


↑鐘の周りのフェンスにはカップルがかけた錠が沢山ー。
↓鐘の下にプレート_。

「天女と五頭龍」の伝説。/ 江島の誕生 + 悪い龍が天女(=弁財天)への恋によって改心しその夫になる_。

龍を弁天の夫神、とするこの伝説を抜きには 江島を理解できません。知るべき 物語 ですね。

(鐘は鳴らしませんでしたよー・・・)))


元の道に戻り、岩屋を目指します_。

(↑お店のつるし看板の「かぎあります」は カップル向けの「ロック」の事だと思われます。)

つづく