宿泊した下田ビューホテルのマイクロバスで下田駅まで送ってもらった私達は 荷物をコインロッカーに預けてー
二日目の観光に出発しました。
まずは ロープウェーで寝姿山へ上がりましょう。
(「寝姿山」の名の由来は この山が 遠くから眺めると 女性が寝転がっているように見えるところから~ だそうです。↑因みに、この角度の山は女性の横顔。大岩あたりが鼻、の模様。)
↓ロータリーの少し先にある ロープウェー乗り場。
往復1050円~。
ゴンドラに乗り込みます。
出発するなり稲生沢川(イノウザワガワ)を渡るー。
下りのゴンドラとすれ違うー。
到着ー。
下田港が見える。
↑防波堤で繋がっている島は犬走島(イヌバシシシマ)。その向こう、 の灯台へも 島に穿たれた隧道を通って行く事ができる~ と_後で知りました。 行ってみたかったなあーっ。
↓MAP。
頂上に「愛染堂」というお堂があるそうな。行ってみましょう。
蝋梅が咲いている。(周囲のピンクの花はリトルエンジェル。/この他にも 寝姿山には冬なのに花が多く 驚かされました。)
展望所ー。
下田の港を 端から端まで見渡せますよー。
戦国時代には北条の水軍の拠点があった場所。江戸時代には「毎年3000隻の千石船の入港があった」という港。そして江戸末期には「黒船」が停泊した港_。そして今は南伊豆を代表する観光地。
少し行くと「瓢箪池」があった。
池には「ヒレナガゴイ」という鯉が泳いでいたのですがー
ア 確かに鰭が長いー! でした。
(大きな金魚、のような鯉でしたよー。)
更に行くと_「石割楠」なるものがー。
あ、なるほどこれは「えらい」^^)
更に上、へ。
(↑道脇に「五島記念公苑」と彫られた石が。/ 調べてみるとこの五島は東急の創業者の五島慶太さんの事でした。 五島さんは下田の観光地としての魅力に気づき、 それまで伊東までしか通っていなかった鉄道を 下田まで伸ばすことに尽力した、んですって。(詳しくは「伊豆戦争」を^^;)
どうやら頂上に着いたよう。
あれが「愛染堂」ですね?
(ひしゃく、無かったー)))
お堂へ。
祀られているのは (当然)愛染明王。
↓縁起の書かれた札。
へー。/ 堂内の愛染明王像は_元々 鎌倉の鶴岡八幡境内の愛染堂にあったもので運慶作と伝えられる仏像。これは 巡り巡って 伊豆出身で下田への鉄道敷設を願ってきた小泉策太郎氏の手に、(この説明板には書かれていませんが 更に原三渓の手 を経て) 下田まで鉄道を敷いた 五島慶太氏の手に渡るも 氏は伊豆急建設中に他界~・・・。
「_ 伊豆急行株式会社は 右(上)の如き因縁から鉄道開通十周年に際し、両氏のご冥福を祈ると共に諸人の厄を払い、福を授かるため、下田氏寝姿山に明徳院愛染明王堂を建立し、御本尊勧請し現在にいたっておる次第であります。/ 昭和49年6月11日」だそうです。 (鶴岡八幡にあったという 五島氏が小泉氏から受け継いだという愛染明王像は 重文指定で今は五島美術館にありますから、こちらに安置されているのは「御本尊勧請」された別のお像、なのでしょうね?)
又、お堂の周りには 沢山のお地蔵様がー。
・・・蛙もいたー。
(蛙達 お賽銭頂いてたー)))
もうちょいっと上がってみます。
石に何か・・・ 刻まれています。
「(前略)五島慶太翁は その率いる東急事業団の全力を傾注し 伊東下田間四十六粁(キロメートル)の鉄道を完成 明治以来 三代にわたる伊豆住民の夢を実現した
(中略)伊豆住民は深甚な感謝を捧げ 永くその功を称えて記念するものである
一番電車の通過する日
賀茂郡町村會長 鈴木貞雄」
じーん ときました。 (只えーちょっと気になったのですが「通過する」~という事は 鈴木さんがお暮しの町には 一番電車は停まらなかったんでしょうか?)
記念碑の立つ場所から 階段を下りていくと_
下田の街が見えました。
鈴木さんの謝辞を読んだ後だからかな、脳内で電車の汽笛が聞こえましたよ^^)
さてその先には「蓮杖(レンジョウ)写真記念館」、がありましたが、閉まってましたー。残念。
(でも 前日 下田公園で 下岡蓮杖さんのカメラを持つ胸像を見 彼が日本最初期の写真家だった と知っておけてよかった↓
と思いましたよー。)
錨、が置かれたここはー
「黒船展望台」って所でした。
さっきの「寝姿展望台」より高い、んだ。
左の方に 昨日泊まった下田ビューホテルまで見える!
(↑外浦海岸の「筆島」~)
道なりに行くとー
「河津正月桜」が咲いてました。
(↑「正月~」だけど 12月には もう咲き始めるのねー)
更に進むとー
大砲があったー。
ここから撃って港に入ってくる船に玉が届くとは思えないけれど・・・
とりあえず ここは「黒船見張所跡」なのだそう。
↓説明板。
(↑あ、ここに展示されている大砲は幕末の頃のアメリカの船に搭載されていたタイプ、 ですってー。へー。)
ロープウェーの山上駅まで戻ってきました。
(建屋内にはリッチな雰囲気のレストランもありましたよー)
そろそろ下りますか。
間もなく到着ー。
この後は 港の近くの和食のお店「いず松蔭」で キンメの煮つけを頂いた~ のですが その前に 前日のお昼「ごろさや」さんでいただいたキンメの煮つけ、の絵を貼ろうと思います。/ つづくー