大原へ-5宝泉院 | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

勝林院に続いては、その西に建つ宝泉院を訪ねました。

(三千院北の僧坊エリアの ここは一番奥ー)


こちらも(実光院と同じく)、魚山
大原寺・勝林院 の子院だそうです。



(↑拝観券には「お抹茶券」もついてましたー)

東向きの門を潜ると_
南にお庭(宝楽園)、北に建屋、そして

正面には こちらのシンボル的存在の「ゴヨウマツ(五葉松)」が。


(市の登録天然記念物、だそうです)

又その手前には「法然上人 衣掛けの石」、がありました。



お庭の方から拝見しましょう。
↓あらっ 作庭中です。

お邪魔にならないよう 端っこを回ります。


↓本来は「歩く」べき (川に見立てた白砂の上にかかる)石の橋を目の高さに見る。

アニメ『ポニョ』の 水中 のシーンを思い出しちゃった・・・。
この後は 普通のルートを歩いてても さっき味わった「水中~」の感覚が ふい ふい と蘇り~・・・

石を見ても「島」の見立てなのか 飛び石なのかわからなくなったり

あれ?ここもミナゾコの設定かな~?なんて思いながら歩いてしまいました^^; (宝楽園は2005年に完成した新しいお庭だそう。 高低差のある枯山水_ 混乱もしたけれど 新鮮で面白く思いましたー)

↓さてでは 建屋へ伺いましょう。



思いのほかにモダンな御玄関。
↓廊下の上には駕籠。

↓廊下の北は 囲炉裏のある板敷きの間、

↓南は池のある庭、でした。



そして_
廊下の突当りの広間がこちら。

1999年夏の「そうだ京都行こう」で紹介されてましたよねー。

(実はあれ観て 小学生だった息子と来たんですよー。)

↓縁で頂いた 冷たいお抹茶と お菓子。


暑い日でしたが 広間を抜ける風は思いのほかに涼しく、近づく秋を感じつつ 御茶を頂戴しました。

↓お庭の隅に作られた 水琴窟。「理智不二水琴窟」というそうで、二つの並んだ水琴窟からは それぞれに不思議な音(ジョーハープに似ている、かな?)が響いていましたー。




↑リーフレットに載る「縁起」。
宝泉院は大原寺(ダイゲンジ)の住職の坊として平安末期頃建てられた、 んですね? (隣の勝林院本堂は大原寺の「下院」だったそうです。今でも宝泉院が 勝林院の「子院」なのは創建時分よりの関わりから、なのでしょうね?)
ただし現在の建屋は江戸初期に再建された物のよう、との事。


ゆっくり休ませて頂いてから_

おいとまをいたしました。

ありがとうございました。


<おまけ>

↑律川を渡って三千院前に出るところ。// ここで やっかいな事に気づいてしまいました。
橋の名が川の右岸側と左岸側で違うのです。
*来しなに見た 左岸側の親柱には「末明橋」とあったのに、

*帰る時に見た右岸側は_

↑「茅穂橋」」」
どういう事でしょう^^;?
(ググって更に混乱。多くのサイトで「末明橋」が「明橋」と書かれているのです。 謎が増えてしまった。 何か分かったら ここに打ち足しますねー)