壷阪寺(南法華寺) | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

今回の亭主との奈良への旅行は_
 一日目 壷阪寺→高取城跡 / 明日香村で一泊
 二日目 談山神社→石舞台→レンタサイクルで周辺をあちこち~ 
って感じでございます。

まず壷阪寺(ツボサカデラ)の写真から貼りますね。

入口近くに車を置いてー・・・
まず建屋(後で知りましたが大講堂でした) の向こうに 大きな観音様がいらっしゃる事にたまげました。


はて このお寺はどういうお寺なのでしょうか?

(↑以春風接人_春風を以って人に接する_ いい言葉だなあ 覚えよう^^)

入山受付をしてー(ついでに駐車料金も納めました)

境内散策へ。


まずは大講堂に入ってみます。

壷阪寺は正式名称を「南法華寺(ミナミホッケジ)」というんですね? / 大宝3年(703年)に元興寺の弁基上人によって開かれたお寺で 御本尊は十一面千湯観音。眼病に霊験あらたか。  (つぼさか_の通称は、 弁基上人がこの山で修業していたところ、愛用の水晶のの上の庵に納め、感得した像を刻んんで祀ったのが 寺の始まり~ というところから、ですって)
昭和36年 日本で最初の養護盲老人ホーム「慈母園」を誕生させ その後も福祉事業を拡大させていっている~ そうです。

では伺いましょう。

写真はここまで、だよね?

_と思ってお堂に入ったら なんと撮影OKでした。(但し三脚はNG)

正面中央に独鈷を持ったお大師様。 左端を増長天、 右端を多聞天が守っています。/ お大師様と多聞天の間には金の多宝塔、

増長天とお大師様の間には_
(左から)薬師如来、二童子を伴った不動明王、大日如来。

増長天の更に左には不動明王立像。


大講堂に続いてはー

仁王門を通って上へ~。

(・・・って あれ? するとこのお寺は仁王門の手前に大講堂があった ・・・ のね?)
仁王さんの前には 大きな下駄がありました。/これ履いて記念撮影OK!

仁王門の壁には でっかいワラジも掛かってました。(もちろんこれ履いて~ はNG^^;)

仁王門の先には 多宝塔。 (・・・その右奥には三重塔??? 一つのお寺に多宝塔と三重塔が両方あるって珍しいようなー)))


階段を上がって 左手に多宝塔。(平成14年に建立とか。意外に新しいんですね?)

その 更に左奥のお堂は・・・

灌頂堂ですって。/15世紀に焼失したままだったお堂を 平成15年に再建したんですね?

入口前に「日本最強の城 高取城」って旗が立ってます。

堂内中央にはお寺のご本尊と同じ 十一面千手観音。両脇に(脇侍のように) 豊臣秀長と本多俊政(高取藩初代藩主)の像がありました。 (秀長が祀られているのは 高取城を本多俊政に守らせたのが 郡山城主だった秀長だから、でしょうかね?)

さて 多宝塔の向かいには、手水舎。そしてその向こうには_

大きな石のお釈迦様がいらっしゃいました。

お釈迦様の前には 十一面千手観音 その左右には文殊菩薩と普賢菩薩。 更に 邪気を踏む四天王達。
↓説明板。

(文中にある「インドでの奉仕活動~」とは、ハンセン病患者救済事業だそうです。)

石段を上って三重塔の方へ。

たどり着いた(?)三重塔。

↑室町時代に建てられた物で重文だそう。

↓礼堂(ライドウ)へ伺います。

扁額の文字は「普照堂」。

入口_

↑小壁部分が「吹寄菱格子」だ。(最近覚えた単語なので使ってみたかった)
堂内_ 撮影OKでしたー。

御本尊 十一面千手観音様の手に結ばれた五色の綱は 長く

香炉横の 金の金剛杵(コンゴウショ)に結ばれていました。


金剛杵の上には 寺号の扁額。

壷阪寺の本堂「八角堂」は 礼堂の奥の御本尊様がいらっしゃる場所で 建屋的には「別棟」。/ MAP見ながら「あれ?本堂にはまだ行ってない?」って思ったのですが、特別な参拝者しか立ち入れない場所だったのでしたー。

さて続いては_
↓あの 大きな観音様のいらっしゃる場所へ行ってみます。

レリーフの前を通りー

「天竺門」を潜りー

階段を上っていくと_
駐車場から見えた あの観音像の前に出ました。

更に階段を上ります。

足元までくると 文字通り「見上げるばかり」の立像に。


説明板。

全長20m。重量1200t。昭和58年(1983年)に開眼法要が営まれた 「天竺渡来 大観音石像」。

↓若葉の海の中に さっきお参りした三重塔と礼堂・八角円堂が浮かんでいました。

花の頃はさぞや美しかったろうなあ。


階段の下の広場にはー

涅槃に入られたお釈迦様の姿が~。

行ってみましょう。

(↑香炉のある階にあった 「手」。/ 岡本太郎の「手の椅子」に似てる?)
(↓植え込みの中には 四頭タイプのアショカピラー)


涅槃像の前まできました。


↓説明板。

この全長8mの涅槃像も「天竺渡来」なんですね~。
↓離れて撮ると バックの観音像の大きさがわかるー^^)


さて、下りて参りましょう。

懸け造りの舞台に出ました。

おお、お釈迦様のお顔が目近に見られますよ。

(いやー ここも花の頃は 良かったろうなあー)
更に下ります。


境内を出て 駐車場まで戻ってきました。


さて、車はこのままここに停めさせてもらってー

高取城跡へ上がりたいと思います。

お城はちょうど ↓ あのお寺の後ろの頂に隠れている もひとつ向こうの峰。

直線距離だと1.5キロ程ですが・・・ 結構歩きましたよ^^;)

それでは壷阪寺さん、行って参ります。


つづくー。