暮の奈良旅行、の続きを綴ります_。
信貴山を下りて次に訪ねたのは法隆寺です。
JR法隆寺駅からバスで門前へ。
(↑狭い道を通るため 小ぶりのバスが使われていました)
終点「門前」で下りて参道を進むとー (つまりバス停は南大門より大分南にあったのだー)
正面に南大門が現れます。
境内図と案内板
門を潜って境内に。
が、石畳の先の中門は覆い屋の中ー・・・。(飛鳥時代に造られたという国宝)))
・・・(がくり)
しかし、中門へ至る道も美しい物でした。(このエリアの建造物は全て重文です)
↓左側の壁_(寺務所のあるブロック)
↓右側の壁(塔頭が並ぶブロック)
手を清めます。
手水舎の龍の顔はちょっと「蘭陵王」の面に似てましたよ。
中門横にチケット・ブースがありましたがー
先ずは国宝の三経院を眺め~
その奥の西円堂(サイエンドウ)もチラと拝見。
ではチケットを買ってー
法隆寺の中心:西院伽藍を訪ねましょう。(昔は こんな呼び名は無かったように思うのですが・・・ 今は法隆寺は この西院伽藍と 平成10年に整備された大宝蔵院伽藍 そして夢殿とその周辺の(しかし中宮寺は含まない・・・)東院伽藍、で構成されている のでしたー)
五重の塔
↑宝珠型の先端を持つ水煙が素敵。
塔の東には 金銅釈迦三尊像を納める金堂。
二階外の柱に巻き付く龍。
金堂と五重塔の間の 石畳の先には_
大講堂があります。(薬師三尊像 四天王像が納められています)
大講堂右手には鐘楼。
↑中に吊るされている鐘は白鳳時代の物だそうです。
美しいエンタシスの柱が並ぶ回廊を抜けると~
低木(ツツジかな?)の縁を持つ 鏡池 がありました。
↑水口はどこかペルシャの壺を思わせるフォルム。
鏡池の北には聖霊院(ショウリョウイン)。
↑中には聖徳太子の御像が本尊として安置されていました。
聖霊院の奥(左側)は(三経院のある西堂と対になる)東堂と呼ばれる 奈良時代の僧侶の居住棟で国宝です。 右側は平安時代の簡素な「妻室(サイシツ)」_重文ですが 清々としていてこれも又良いものです。 (最も、これは長い年月の間の修復の結果このような形になったもので 本来は左の棟に上位の僧が住み、西の棟に それに使える下位の僧が住む というスタイルだった、らしいのですけどね。(間の庭も室毎に仕切られていたと考えられているそうな))
続いては 百済観音や玉虫厨子が納められている大宝蔵院へ行ってみましょう。
つづきます。